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モーツアルト・レクイエムで終演(日瑞交流コンサート) [合唱]

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こんにちは。
日瑞交流コンサート第二報です。



コンサートの最後はモーツァルト・レクイエム
を演奏した。
20分の休憩ののち、再入場する。
モーツアルト・レクイエム、演奏時間1時間。
スタミナ勝負でもある。
指揮は坂本和彦先生なので心強い。



第1曲は「Requiem」。いきなりフォルテだが
この出だしは出やすくて思い切り歌った。
後半はゆっくりのフーガからアレグロのフー
ガ、フォルテで腹筋崩壊しそうだった。



第2曲の「Dies irae(怒りの日)」はとにかく
速い。やはりフォルテの歌い出し。
伴奏なしでオケと同時にでるので、思い切
理歌うと飛び出しそう。



モツレクはフォーレとまるで違う。とにかく
伴奏のない曲は、声を思い切ってポンと前
に出して歌うことが理想だろう。
そのためには事前のブレスがポイントにな
る。飛び出し、遅れは禁物だから。
そして下からすり上げるような歌い方は最
悪だ。



第3曲、5曲、11曲はソリストが歌う。ソロは
モツレクでは大層重要だ。その出来栄えは
全体を左右するわけだから。



第4曲「Rex tremenndae」は珍しくフォルテで
ないが高音が多い。
第6曲「Confutatis」はフォルテで出てA,Gな
ど高音が続く、今の私には厳しい。
瞬間はだせるのだが、高音が続くと失速して
しまう。今回はファルセットで対応した。
声が出るようになるまで、また声の鍛え直しだ
、来年の課題。出ないまま放置すると本当に
でなくなってしまうようで怖い。



第7曲はかの有名な「Lacrimosa」
この曲の作曲途中でモーツアルトはこの世を
去ってしまった。
後は、弟子のジエスマイヤーがモーツアルトの
残した遺稿をもとに作曲したといわれる。モー
ツアルトレ・クイエムは合作なのだ。
ラクリモサはとても繊細に歌わなければならな
い。どちらかというと日本人の感性に合うかもし
れないね。



レクイエムの意味は「死者の罪を軽減してくれ
るよう神に祈るミサ曲」という。日本では単に鎮
魂歌と称するが、レクイエムには死者の魂を鎮
めるという意味はないそうだ。



第8曲「Domine jesu」、
第9曲「Hostias」
ともにピアノからスタート。そしてフォルテ。
フォルテとピアノが交互に出てくる。
これはとても繊細な曲作りをしている証拠と
う。だから歌う方も繊細に歌わなければなら
はい。ここはファルセットを効果的に使わせ
てもらった。



第10曲「Sanctus」はフーガが主体。短いが
スタミナがいる。
最終の12曲は「Agnus Dei」、これがキツイ。
フォルテで始まり、ソロを挟んで盛大なフー
ーガをこれでもかと繰り返して終わる。一番
滑舌とスタミナがいる場面だ。



アニュスデイのフーガは70小節、とにかく
延々と続く。気を抜いたら置いて行かれる。
そうなるともう「口パク」しかない。気が抜け
ない。腹筋を使わなければまず歌えない。
ベートーベンの第九のフーガも有名だがモ
ツレクは桁違いだ。



ラクリモサを歌い終わったところでパラパラ
と拍手があった。きっとたまりかねたのだろ
う。曲は連続していて拍手をするタイミング
はないので。



面白くても面白くなくてもじっと我慢をして聞
いているわけだから。眠くなる人もいると聞
く。フーガは歌詞が殆どないしね。



それぞれの曲がオリジナルな意味を持って
いるから内容を理解することがモツレクを楽
しく聴くコツだと思う。
歌い手も曲のそれぞれを理解しなくて、深く
歌うのはなかなかできないこと。
聞く方も、ある程度の理解がないと、楽しくな
いと思う。
ただ数を重ねて上手くなっても、感動をしても
らうのは難しい。



私などまだわずか2回目、何度歌ったら思う
通リに歌えるだろうか。
それにはまず曲の意味を理解してしっかりと
歌えるようになることだと思った。



一時間後、歌い終わったときには足が硬直
していた。カーテンコールの間は我慢、我慢。
最後に指揮者の指示で合唱団全員が頭を下
げて感謝の気持ちを表した。
とても気持ちの良いフィナーレだった。
客席との一体感を感じた瞬間だった。



まさに国際交流コンサートにふさわしい幕切れ
だった。満ち足りた気持ちになり、ステージを降
りる時も、もう一度軽く目礼して退出した。1時
間じっと聞いてくれたお客さん、本当にありがと
うございました。
客席の拍手が延々と続いていた。



着替えして、懇親会会場へ向かった。
立錐の余地がないほどの混雑だった。
語学がまるでダメなため、せっかくの交流チャ
ンスを生かせなかったことがまことに残念。



こうして私の日瑞交流コンサートは幕を閉じた。
最後まで読んでいただきありがとうございまし
た。



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