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洋光台混声合唱団の次回コンサートは「シューベルト・ミサ曲第2番ト長調」 [合唱]

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 こんにちは。
歌のつばさのnaoka19です。

洋混の次回定期演奏会の演奏曲が決まりました。
演奏会は、再来年2017年になりますが、
すでに練習が開始されています。

5月22日、川上先生の指導で、シューベルト
「Mass in G major」(ミサ曲第2番ト長調)
の練習3回目です。

「Kyrie」を歌詞で全曲、
「Gloria」の一部。

ソプラノが今回のポイント。
良く声が出ていると先生の評価。
ソプラノ元気に頑張っていますが、出来れば人数が欲しい。

このブログを読んで、シューベルトをどうしても歌ってみたい方、
”洋混”に興味を引かれた方、お友達を誘ってぜひご参加ください。
練習もスタートしたばかりなので今が良いチャンスと思います。

「主要演奏曲」
1、フランツ・シューベルト:「Mass in G major(D167)」
2、組曲:石若雅弥「ありがとう」(作詞:谷川俊太郎  )

両方とも、洋混にとっては挑戦といえるかもしれません。
今回は「シューベルトについて」書いてみました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★フランツ・ペーター・シューベルト
(オーストリア 1797~1728)は

31歳の若さでこの世を去ったにもかかわらず、
600曲あまりを作曲しました。

ロマン派初期の代表格で、「歌曲王」と呼ばれますね。
未発表曲を含めれば、実際はなんと1000曲近く作曲した
そうですから驚きです。

でも、シユーベルトの人生は、病気と名声を得るための
必死の作曲活動に捧げられ、決して順風満帆ではなかった。

社会的になかなか認めてもらえず、やっと晩年に名声を
得るようになったといいます。

逆境にあって力を発揮した天才といっていいでしょう。

彼の生前に発表されたのは、470曲あまり、
31歳で亡くなったことを考えると驚きの数ですが、
それも小品ばかり、
交響曲やオペラは全く出版されませんでした。

そして、とくにロマンチックな人生でもなく、
ひたすら曲を作り続けた真面目な
作曲家というイメージが浮かんできます。

さて、シューベルトといえば、
交響曲第8番「未完成交響楽」曲ですね。

1822年(25歳) ウェーバー、ベートーヴェンと知り合った年、
 「交響曲第8番《未完成》」の作曲が開始されました。
しかし、第2楽章までしか完成されませんでした。
そして、永久に完成されることはなかったのです。

その謎を描いた映画「未完成交響楽」(1934年、ウィリ・フォルスト監督)
が有名です。ただしこの映画かなり創作が入っています。

あの中に描かれる、カロリーネという伯爵令嬢との
ロマンスを実証できるものは残っていないのです。

ただ、彼がハンガリーのエステルハージー伯爵家に
音楽の家庭教師として行き,
娘の「カロリーネ」にピアノを教えたのは事実です。
(1818年と1924年の2回,カロリーネが12歳と18歳の時)。

また、シューベルトは
当時流行していたピアノ連弾の「幻想曲」を
カロリーネのために作曲しました。
  
映画はヒットし、その後何度もリメイクされます。
「未完成」の謎は今もミステリアスな話題なんでしょうね。


☆閑話休題、一休み。シューベルトをお楽しみください。 




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、われわれの歌う、作品NO167,ミサ曲
「Mass in G major」ですが

詳しい作曲動機はわかっていないのです。
しかも18歳のときたった5日間で完成されたといいます。

父の学校で助教員として働き始め
リヒテンタール協会での第1番D167の初演が成功し、
第2弾として作曲されたようです。

たくさんの作品を書き上げ、油の乗っていた時期でもあり、
バリバリとこの作品を書き上げたんでしょうね。

シューベルトのミサ曲の中で最も小規模の曲で、
ソプラノ、テノール、バスの独唱に、混声四部合唱、
弦楽器にオルガンという編成です。
(のちにトランペットとティンパニのパートが加わりました)

シンプルで美しいミサ曲ですね。

言葉では伝えにくいところですが、
どんな曲か流れを書いて見ました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★「第1曲 キリエ 」(ト長調 4分の3拍子)

 三部形式。
 「主よ、憐れみたまえ(キリエ エレイソン)」
 ときれいに混声合唱が歌いだす。

 30小節から45小節の中間部はイ短調でソプラノ独唱。

★「第2曲 グロリア」

 「グロリア」は栄光の賛歌、三部形式。

 オーケストラのニ長調の明るい音階と
 和音連打で始まる。

 コーラスは
 「グロリア イン エクセルシス デオ(天のいと高きところには・・)」
 と高らかに歌う。

 中間は曲調が落ち着き、
 「ドミネ デウス アニュス デイ(神なる主 神の子羊)」と
 フレーズが下降しつつ、ソプラノ・バスの独唱によりリフレイン、

 コーラスは「ミゼレーレ ノビス(われらを憐れみたまえ)」と返す。

 再び冒頭の華やかさに戻り、
 オーケストラが音階を低高交互に繰り返す、短めに終わる。


★「第3曲 クレド」

 「クレド」とは、信仰の告白を意味する。
 キリスト教の敬虔なお祈りの旋律。

 4分音符のかろやかなバスの動きにのり、
 コーラスは起伏の少ない旋律を歌う。

 だんだん盛り上がり、
 「Et ascendit in caelum(天に昇り)」でクライマックス。
 頭に戻り、敬虔に「アーメン」で終わる。


★「第4曲 サンクトゥス」

 天地の創造者、支配者、人類の創造者、庇護者
 すなわち神への感謝と威光を讃える。

 Adagioで力強く
 「聖なるかな(サンクトゥス)、聖なるかな、聖なるかな。
 万軍の神なる主。主の栄光は天地に満つ」と歌う。

 Allegroで、「いと高きところに、ホザンナ」
 各声部の掛け合いが見どころ、
 フーガの始まり。

 後半はサンクトゥスのフーガ的な部分が続き、
 osannaで盛り上げて終わる。


★「第5曲 ベネディクトゥス」

 ベネディクトゥスとは「祝福」。
 アンダンテ・グラジオーソでやさしく。

 ソプラノから歌い、テノール・バスと、だんだん重なっていく。
 シューベルト独特の曲風に注目してください。


★「第6曲 アニュス・デイ」

 「Agnus Dei」は神の子羊。
 ミサでは、司祭と祈りに来た人との間に
 「主は皆さんと共に」の挨拶があり歌われる。

  曲調はホ短調、ソプラノ・ソロで、コーラスが答える。

 間奏があり、同じ旋律をバス・ソロでコーラスが答える。
 オーケストラの短い間奏をはさみ
 再びソプラノとコーラス掛け合いのあと、
 ト長調で終わる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ミサ曲は本当は敬虔な気持ちになれる場所で歌いたい。
となると、教会ですが、現実は演奏会場での演奏です。
天井の高い教会堂とは響きが違います。

信者ではないが、「祈り」の気持ちが理解できるかな。
ハードルは高そうですが、普通の歌曲のように、
ただ上手に、綺麗に歌うだけではダメですよね。
「敬虔・祈り」がキーワードです。

これから、そこらへんを追求して、
聴きに来て頂くお客様に感動していただけるよう
練習に励みたいと思います。



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