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みなとみらい昼どき合唱団「ラシーヌ賛歌を歌う」(5/1日、練習日記) [合唱]

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 こんにちは、naoka19です。

 5月1日、15時より、昼どき合唱団定期練習がありました。
連休3日目ですが、集まりは良い、みんな熱心ですね。


例により、”ラシーヌ賛歌”と組曲「よみがえれ、青い地球!」の
”木を植えよう”の2曲を練習します。


「ラシーヌ賛歌」はゆったりして、美しい和声を響かせる曲
で弱音がポイント、ただし原語(フランス語)は重いハードルです。

しかしこの作品は17世紀の詩人ラシーヌの神(またはキリスト)を讃えた
詩を歌うことに意味があるのです。

日本語の音訳がありますが、意味の全く違う音訳で歌うと
やはり伝わらない。

適切な日本語訳を原曲にのせるのは不可能と思われる作品です。
やはり原語による歌唱は止むをえないと思います。


もう一曲「木を植えよう」は、最初から、
スタッカート連続のエネルギッシュで速い、
シニア世代にはきつい曲。

今回の練習では、スタッカートで歌うことの課題が浮き彫りになりました。
この曲のについては別の機会に話題にしたいと思います。


ラシーヌ賛歌は、お客さんには目を閉じて聴いていただきたい。
静かな夜に一人これを聴いているイメージと言ったら
いいでしょうか。

美しい和声の変ニ長調。
あのマーラー9番4楽章やブルックナー8番3楽章と同じ調です。
この変ニ長調っていうやつ、やっぱり天国の調性かな。

おおげさでなく、音楽ってほんと美し過ぎると、
悲しくないのになんだか泣けてくる気持ちになってくると、
お客さんに言って貰えるように心をこめて歌いたい。

この作品はフォーレの若いころ(18歳頃とか?)の作品ですが
、未成年の作品ですよ、本当に成熟していますよね。
きっと神さまと話せたのかな。

歌う方にとっては、厄介な曲です。
とにかく、粗々しい歌い声は、たとえフォルティシモでも
許されない。
「細心の注意」を払って歌わないといけないですね。

弱音が多いので、歌うときには
音を立てずにブレスをする、
余計なブレスはおおいに目立ってしまいます。

もちろん、体を動かして服をガサガサさせるなんて
のはダメですよ!


レクイエムにしてもラシーヌ讃歌にしてもきれいな
しっかりとしたレガートで歌い上げること。

聴いているお客さんが、心身ともに癒されるように
しっかりと歌いたい。

ポイントは、テノールですね。
声質的にバスのように安定感のある歌い方が難しいので、

せめて、きれいでパート全体が揃った声で歌いたい。
うわずったり、裏返ったり、平たい発声にならない
ように歌うことです。

声楽指導の山田先生は裏声を効果的に使うよう指導される。
特にピアノ、ピアニシモはキレイな響きのある声が欲しい、
といったらファルセット(裏声)ですよね。
でも、普通は弱弱しくなる。工夫が必要です。

尾花先生は実際に教会(ステージとくらべ天井が高い、音の反響が違う)で
歌ってみるのも良い経験と言われる。
経験してみたい気がします。

この曲は

•弱音を要求している。曲全体が静かに語りかける歌。
 フォルテで出ても、最後はピアノ、ピアニシモで終わる。
 (終章はピアニシシモ!)

•速度は中庸あるいは遅い。(伸ばしている音が揺れないこと)

•和声の順次進行に従って歌う。(綺麗にレガートに歌う)

ある意味では、わが昼どき合唱団の一番の弱点かもしれない弱音。
「ピアニシモ」を綺麗に、力強く響かせることが出来なければ、
お客さんは評価してくれないでしょう。

柔らかさ、表情付け、歌心など、
フォーレ独特の抒情的表現も練習しなければ。

12月の演奏会までは時間があるとの油断は禁物、
原語、曲の強弱、発声などの基本を早く身につけ、
仕上げを急ぐべきです。

今年は、「ラシーヌ賛歌」と「ハレルヤコーラス」が宗教歌、
他はガラリと変わるので、ここ2~3カ月で仕上げたいもの。
自宅練習に力を入れて、頑張りたいと思います。

ラシーヌ賛歌、その美しい調べを楽しんでいただきましょう。

(by thurayya65.exblog.jp)

ゴールデンウイークも後半、良い休日でありますように。



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