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【音楽散歩】「クララ・シューマン」物語 [音楽]

ヴァレンタイン.jpg

歌のつばさのnaoka19です。

元旦を迎えたかと思ったら、もう六日。
合唱団の活動も週末には動き始めます。
3,4月と立て続けにステージがあるので、
練習が始まれば、楽譜と格闘開始です。[ちっ(怒った顔)]

「哀愁のトロイメライ」のビデオを偶然見る機会に恵まれました。
これは、トロイメライを作曲したローベルト・シューマンと
妻クララ・シューマンの愛情物語です。
内容は平凡ですが、音楽映画なので、楽しめました。[るんるん]

そして、クララ・シューマンの人生に興味をもちました。

19世紀に、9歳からもうコンサートピアニストとして活躍した
「クララ・シューマン」、ローベルト・シューマンの妻。
二人の音楽家に愛されたという、クララ・シューマンの人生、
ドラマチックなため数多く映画化されています。

確かに恋愛小説になるようなところもあるかなと思いますが、

私は不幸をものともせず生き抜く女性の力強さを強く感じます。

            クララ.jpg
改めて、クララ・シューマンの生涯を振り返ってみましょう。[ぴかぴか(新しい)]

クララは12歳のときには天才少女ピアニストとしてヨーロッパ中
に知られ、フランツ・リストと同列に例えられる存在でした。
その素質はリスト、ゲーテにも賞賛されるほどだったのです。
しかも作曲もする音楽的才能あふれた女性でした。
作曲は、当時は女性の作曲が認められる時代でなく、
途中で諦めますが、作品はシューマン全集の中に収録されています。

そのクララ、シューマンと恋におちます。
クララのお父さんの猛反対!をものともせず、シューマンと
クララは結ばれます。
シューマンの名声も高まって行きます。

この時代、リスト、ショパン、メンデルスーンらが活躍し、
シューマンはワーグナーやベルリオーズとも交流がありました。
高い芸術性が要求された時代というわけで、
音楽的にとても重要な時代です。

ブラームスはシューマンに自分の書いた曲を持ちこみ、
意見を求めます。シューマンもブラームスの才能を認め、
クララも、ブラームスの熱心なファンとなります。
ブラームスも、シューマンに心酔し、付き合いが始まったのです。
しかし、シューマンの全盛期は短いものでした。

内向的なシューマンはクララがいないと何も出来なかったし、
持病があった。そして人生の後半、指の障害と病気に悩まされ、
評判も落ちて行きます。
クララは8人もの子供と、晩年は廃人同様の夫を抱えて健気に生き抜きます。

後世、噂されるブラームスとの不倫疑惑がありますが、いずれも想像の
域を出ません。
クララとブラームスは友人で、ブラームスはシューマン
の死後も、クララ一家への援助は惜しまなかったようです。

シューマンにとっては、生涯連れ添った愛する伴侶、
ブラームスにとっては、生きがいだったかも知れない憧れの人。
クララは、二人にとってはまさに「女神」だったのです。

クララはシューマンの死後、一流ピアニストとして演奏活動の傍ら、
シューマン作品を世に紹介し、全集の編纂を行ないます。
1896年76歳で亡くなるまで、彼女の後半生は夫の作品を
後世に残すことに捧げられます、すごい行動力ですね。

また、クララはフランクフルトの音楽院の教授として、
ピアノ教育にも多大な貢献ををしています。
ドイツではこのクララの美しくも苦難に満ちた生涯が讃えられて、
Eu以前のドイツ通貨の肖像に起用されていたほどです。
ドイツでは、尊敬され慕われているのです。

ブラームスは、クララの没後の翌年、後を追うように亡くなります。
63歳でした。
ブラームスは生涯独身でした。クララのせいかどうかわかりません。
でも、シューマンと出会い、クララと出会ったことが、
彼の人生を大きく変えたことは想像出来ます。

さて、三人とも、後世の評判を、天上から眺めてどう思っているでしょう。
シューマンは一流ではない、ブラームスとクララは不倫関係だったなどなど、
聞くに堪えない噂も、そういうことをいう人は自分を貶めているだけだよ、
と笑って眺めていると思いますね。

ちなみに、クララは
「演奏会を暗譜で弾く習慣を作ったピアニスト」だそうですよ。[ふらふら]



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コメント 1

Nyrpsik

GO!!!
This phrase was said by the first cosmonaut on Earth - Yuri Gagarin. (Yuri Gagarin)
He was the first astronaut on Earth. He was Russian! ...
Now Russia is becoming a strong country, gas pipelines, a vaccine against COVID-19, an army.
Is this very reminiscent of the communist Soviet Union?
How do you think?
Now we have total control in our country. I am interested in the opinion of foreigners.

<a href=http://www.albonumismatico.ru>Албонумисматико</a>

ПОЕХАЛИ!!
by Nyrpsik (2021-05-12 12:11) 

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