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洋光台混声合唱団、「みすゞこのみち」の宿題 [合唱]

 サテン.jpg

こんにちは!
naoka19です。

昨日は、洋光台混声合唱団の練習に参加してきました。

昨日の指導は土居先生。
先生は歌う前の訓練をとても大事にして、丁寧にしかも熱心に指導されます。
力みを取る体操、発声、スタッカート、レガート・・・。
男性、女性別に、けっして妥協しません。体力が要ります。

来年の定期演奏会(4月4日、音楽堂)で演奏する「みすゞこのみち」が
練習曲です。
金子みすゞさんの優しい詩と鈴木憲夫さんの美しい曲がマッチングして、
とてもファンタジーな作品です。

土居先生から、ただ指揮を見て歌うだけではなく、各自なりに歌い方を
考えるようにという宿題が出されました。

金子みすゞ・・・
大正時代末期から昭和初期に活躍した天才的詩人。
自然とともに生き、小さないのちを慈しむ思い、
いのちなきものへの優しいまなざしが、
金子みすゞの詩の原点と言われます。

若くして(26歳)この世を去りましたが、
512編もの作品を遺しています。
しかし、実生活ではけっして幸せではなかったようです。
作品も没後、後世になってから世に出ました。

小さないのちを慈しみ、いのちなきものへの優しい思いが溢れた詩、
それは彼女自身の心の叫びだったのではないかと思うのです。

金子みすゞさんの詩には数多くの作曲家が、曲をつけています。
合唱祭、コンクールで演奏されることも多い。
鈴木憲夫さんの「みすゞこのみち」も多くの人に歌われています。

インターネットで「みすゞこのみち」を検索していたら、
興味深い記事を見つけました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下、鈴木先生ご自身のHPに掲載された先生のお話の抜粋です。


(ここから引用文です。)

この作品の第一曲目「このみちI」、そして終曲「このみちII」
は同じ曲です。しかし「このみちII」ではソロが入ります。
同じ曲をどうして違うスタイルにしたかというとそれなりに
理由があります。
組曲のタイトルを「みすゞこのみち」としたように、
この詩はみすゞさんの「声」そのもののように私は感じました。
うつむくことばかりの多かったであろうみすゞさんの現実の中で、
常に空を、雲を遠くに仰ぐような思いで
みすゞさんは生きてきたのだろうと思います。
「このみちII」のソロは、
まるでみすゞさんその人が歌うかでもするように、
宗教曲をイメージしました。
いわば鎮魂歌です。みすゞさんへの。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

組曲の表題を「このみち」にした、鈴木憲夫先生の意図、
それから金子みすゞさんの思いを受け止め、良く理解して歌う。
それが歌う我々の義務です、「みすゞこのみち」をうわべだけでは
歌えなくなりました。

土居先生の宿題への答えがここにありそうです。

演奏会まで4か月ちょっと、あまり時間はありませんが、
しっかり練習して、本番では胸を張って演奏出来るよう
頑張りたいと思います。



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