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憂鬱な月曜日(ソロレッスン) [音楽]

245px-Franz_Schubert_by_Wilhelm_August_Rieder_1875.jpg


こんにちは。



昨日22日は月一回のレッスン日だった。
練習は重ねたつもりだが、どうもこれとい
う仕上がりにならない。
不安を抱え乍ら先生のお宅へ向かった。



桜木町バス停から三之谷バス停までバスで
35分。
バスのダイヤが変わり、着いてから余裕
があった。



そこで近くの公園に行き楽譜を開いた。
実はそのまえに残念なことが起こってい
たのだがそのときは知る由もない。



10分ぐらい、楽譜を見て先生宅へ。そ
して練習開始、楽譜を取り出す。でもな
い!楽譜がない。公園に落としてきたの
だ。ほんとウに軽率だ。



発声練習はいつもの悪い癖が出た。で
もバリトンの良い響きも出ているといわ
れる。素直にうれしいものだ。



やはり舌と口内の狭さが邪魔をしてい
る。歌い始めると悪い癖が顔を出すの
だ。
緊張のほうがリラックスよりも先行してい
るのだ。力を抜く方法を覚えないと。



歌唱練習に移る。
カンツォーネ「I' te vurria vaza」から始め
ようとした。
だが楽譜を落としてしまっている。
ただ歌詞カードは持ってきたので開始し
たのだが。甘かった。



先生が歌詞を読みなさいといわれる。歌
詞カードはローマ字。歌詞を完全暗譜し
ているわけではないのに無謀だった。



2,3行読んだところで単語を読みなさい
と・・・もはやギヴアップです。
単語が繋がっているところは単語がわか
らない。一つの楽譜に違う単語の子音、
母音がある場合もあるから。



歌詞カードは歌いやすいようにローマ字
で書いてあるが、原語と対照していない。
今後歌詞カードをつかうなら、原語とロー
字読みの対照表を作る方が良いとアドバ
イス(お叱り?)を受ける。



いやもう原語は読めるので原語の歌詞
カードを作っておこうと思う。
暗譜するために作るのだ。この歌、7月
の上田のミニコンサートで歌うので暗譜
は必至だ。



結局カンツォーネはあきらめ、セレナーデ
を練習した。いつもはカンツオーネに時間
がとられセレナーデの時間は少ない。
今日は、たっぷり時間がある分指導は容
赦がなかった。



暗譜している。音取り、リズムは問題ない
と思う。
やはり肝心のドイツ語の発音が拙いのだ。



durch  die  Nacht-zu  dirのdurchは
du-rch、dieと歌う。(ドゥールヒデー)



Nacht-zu(ナハッツ)はナハははっきり、ッ
は息で、zuは有声。この部分は難しい。
ッが聞こえなければならないのだが・・・



何度も出てくる、ch,michのヒ(息のみ)とも
ども
私の発音では聞こえない!!
何度やってもダメ。落ち込んで
しまった。


さらに難しいのがstillen.、
分解するとstil-len。
ローマ字はシュティーレンだがレンが曲者。
レンは舌先を上顎につけてレンと発音する。
だが私はrと lの区分が付けにくい日本人そ
のものだ。



シュテとィレンの間に間をとる気持ちでとい
われても、舌を慌てて軟口蓋につけてしま
うのでどうしてもうまく発音できない。
次回の課題となった。



結局セレナーデは発音を克服しなければ
前に進めないのだ。
歌の表現はそれからということになる。
日暮れて、道遠しであるが、前回と違い、
時間があるだけ幸いだ。



先生も、前回時間がなかった ので妥協したが、今回は歌詞 を徹底チェックしようといわれ る。自分としても、この歌は持 ち歌にしたいのでいい機会だ と思う。



少しブルーな気持ちで先生宅を辞し、公園
を訪れた。楽譜は汚れもせず落ちていた。
少し安心して、バスに乗ろうと思ったらパス
入れがない!?
あれれ!!いくら探しても見当たらない。



来るときのバスの中で落としたと思う。スイ
カはあまりチャージしてないので痛手では
少ないが、シニアパスも入っていた。こちら
が痛い。まあ、無くさないための手立ては
いくらでもあったので、自分が100%悪い
わけだが。



9月まで、パスなしということになってしま
った。まったくついていない。
両方とも年配なら高齢でなくても使えてし
まうのでたぶんでてこないだろう。




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舌のストレッチ(ソロレッスン) [音楽]

245px-Franz_Schubert_by_Wilhelm_August_Rieder_1875.jpg

こんにちは。



今月のソロレッスン日が近づいてきた。
4月22日。15時より。
課題曲は今年も2曲。


★カンツオーネ「I' te vurria vasa」
                  (あなたに口づけを)

★ドイツ歌曲「シューベルトのセレナー
デ」



実はセレナーデは3年前にソロコンサーで
歌い、昨年4月の上田のミニコンサートで
暗譜で歌った、3回目となる。



当時の同時期の投稿記事を見直してみた。

https://gaku-nao.blog.so-net.ne.jp/2016-04-19
(「残念な歌い方」)



悩みの内容が違っている。もちろん課題の
あるのは同じ。ただあの時は焦りしかなか
ったように思える。今はもっと良く歌いた
いという前向きの悩みだ。



それと忘れてはならない災害のことだ。
2016年には熊本大地震が起きた。
死者273人住宅被害は19万8000棟
といわれる。



今も1万数千人の人が避難生活を送ってい
る現実を決して忘れてはならないと思う。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことのない
ようにしたいものだ。



当時はドイツ語の発音で苦しんでいた。ブ
ログには発声もままならない当時の状況が
記載されている。



今年から自分はバリトンであることを自覚
して移調もしている。発声に負担はない筈
だ。



発音も油断しない限り大丈夫と思う。ただ
先生は曲の繋がりが切れてしまっていると
言われる。



要は流れるように歌えていないということ
かな。
私の歌唱、録音してみると確かに先生の
言われるとうりで、ゴツゴツしている。
歌っていても違和感がある。この歌は、
ドイツ歌曲には珍しく繊細に歌うべき曲
なのに。



もしかするともう2度くらい下げるのが妥当
だろうかと迷ってしまう。どうしても高音に
なると声を張り上げてしまうから。



最高音を「G]から「F]に下げた。でも張
り上げの傾向はまだある。
張り上げると綺麗な声にならないし、深みも
でない。ソロとしては落第だ。



さて、最近私は舌のストレッチに励んでい
る。舌の力を抜く運動だ。舌を犬のように
ダラリと長く伸ばす。また舌を伸ばして上
唇を舐める。
鼻の頭を舐めれたらいいけどそれは無理だ
よね(笑)



舌の存在は口内のスペース作りにとても重
要だ。丸まってしまうと口内は狭くなってし
まうから。響きに影響する。



舌が上手く収まると響きが倍化して、なに
より、悩みの種の声の裏返りが解消する。



舌は筋肉だから強化はできるはず。舌の筋
トレというわけ。
ほかの歌に関する筋肉は自分では動かせな
いしイメージに頼る部分が多い。



私は口の開け方が狭い。この癖は簡単には
直らない。
だから口の中は広く開けていたいのだ。
舌根が丸まらず舌が平らに保てれば口中は
は広くなる。



共鳴腔を確保して、それから声帯を引っ張
りあげる、そうすればバリトンでも高音が
無理なく出せる筈。



最近たまにであるが、ボリュームのある声
が出せるようになった。舌の筋トレのお陰
とまではいわないが、効果が出てきている
のかもしれない。



土曜日聞いたコンサート、歌手の皆さん
の口の開け方は凄かった。
圧倒されてしまった。
あんな風とはいかないがなんとか口の開け
方を工夫してみたいものだ。それには舌の
助けがどうしても必要となる。



それから新発見。木曜日にある歌の会にい
ってきた。演歌の「北国の春」を会場全員
で歌ったのだが・・・
案内役の先生にこぶしをぐるぐる回したと
話したところ、こぶしは舌根をやわらかく
する効果があるそうな。息も良く流れて
健康にもよいと。



コレコレ、何事も無駄なことはないのだ。
せいぜいこぶしを回して演歌も楽しもう
と思う。実は合唱仲間と月一のカラオケ
を楽しんでいるのだから。



話は逸れるが舌の動きで、できるように
なったのが巻舌である。カンツォーネを歌
うには必須のテクニック。
たった一か月だがかなり上手くできるよう
になった。



舌の先を上の口蓋に軽くつけるようにし、
「奥から口に向けてrrr・・ と軽く弾く」

・・・だけ。



舌先が振動してくれれば巻き舌となる。
これも自分の舌の訓練の一つ。
イタリア歌曲、カンツォーネ、ラテン語そ
れにドイツ歌曲は巻き舌ができた方がい
いしね。それだけで日本語臭さが抜けて
くれる。



舌のコントロールは発声,発音のためには
必須だから粘り強く工夫して行きたい。




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楽しい一日、優雅な週末 [音楽]

ムジカーザ.jpg

代々木上原、ムジカーザ入口


こんにちは。


先週末は、演奏会前の多忙な練習の中
合間をみつけて、コンサートを楽しんで来
た。



まず土曜日、コンサート・パーティー。これ
はとても楽しかった。
オペラ歌手の友人が主催する、コンサート
で、飲み物、食事つきで、限定100名。

1コンサート.jpg

会場は代々木上原のムジカーザ。人気の
あるホールだ。小ぶりなホールだが音響は
良さそうだ。
演奏曲目は当日のプログラムをご覧のほ
どを。






日本歌曲からアリアまで、幅広く楽しめた。
オペラ歌手の演奏を3メートル前で聴くこと
など、まずないからね。



間近できくと凄い声量。みなソプラノ。でも
リリコ、コロラトゥーラ、レッジェーロと声域
多様。それにバスバリトンの素晴らしい
響き。圧倒された。
いやあ、バスの響き間近できくと惚れ惚れ
します。



私は迷っていた。スパークリングワインが
飲みたい。耳元で悪魔がささやく。
でも17時半から、横浜に戻って合唱練習
あるというのに。
少しの自制心が邪魔をするのだ。



でも、意志が弱いのは昔から。勧められて
ついつい口に・・・
結果的にあとでトラブルとなるのだが文末
で。



楽しい時間はすぐに過ぎるもの、フィナーレ
は「みんなで一緒に歌いましょう」の時間。
花、朧月夜、すみれの花咲く頃を掛け合い
で歌い終了。



客席で歌う、昔は遠慮があったが、今はし
っかりと歌うことにしている。
だって楽しまなければね。



曲のボリュームが多いこともあり、16時近
かったたかな。友人への挨拶もそこそこに、
大急ぎで横浜に戻る。
練習会場は洋光台。横浜の外れだ。



ここでスパーリングワインが効いてきた。た
った一杯、されど一杯。千代田線から東横
線に乗り換え、横浜へ。
JR根岸線で心地良く眠りにつく。



気が付いたら終点の大船だった。いや起こ
されたのかな。洋光台は3つ手前の駅なの
です。
やっぱりアルコールはダメだった。
後悔は先に立たないもの。



それでも、17時半ぎりぎり会場にご到着。ア
ルコールはすっかり抜けていた。
3時間の練習をこなし帰り着いたのは22時
過ぎ。疲れたけれど満足の一日だった。



終わり良ければすべて良し
(by シェイクスピア)



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ソロレッスン,「成果と課題」② [音楽]

1大岡川.jpg

家の近くの大岡川の桜



こんにちは。


次のレッスンまで、解決しなければならな
い課題がある。
それはシューベルトのセレナーデの表現
方法要するに歌い方。


今の歌い方では評価は不合格。
ゴツゴツ、ブチブチ切れて歌っているそう
な。録音を聴いても恥ずかしいほど。


リズムの注意箇所もある。
附点8分音符ー16分音符の間、附点4分
音符ー8分音符の間。
タァタ タァァァタ タァタ タァァァタが
正しい。
つい附点なしでタタ タァァァタと歌ってはア
ウト。軽はずみすぎる。
次のフレーズのタタタ(3連符)タァァァタ
とはっきり区分できなければならない。


音程の不安も1か所あり。♯EをEで歌
っていたり(低い)。
かなり歌いこんでいるのにと思う。不注
意極まれりの心境だ。
まあこの二つのミスは注意すれば解決で
きるから。次までは直せる。


先生に歌い方難しいですねといったら難
しいよと返って来た。"何を今更"と思われ
たかもしれない。


ドイツ歌曲,発音にこだわると、流れる
ように歌うのは難しいなァ!!
アクセントを強調すると余計ゴツゴツする
し、子音を強調するとブチブチに切れて
しまう。しかも子音の発音はしっかり聞え
なければだめだ。


終わりの”mich”だけは、ブツっと切らない
ようにという具体的な指導があっただけ。
自分なりに工夫して歌ってみて、指導を
受けることになる。


家に帰ってから歌いまわしを考えて見た。
1番を例にとる。
ローマ字で表示しているので、間違いあれ
ばごめんなさい。



ラァィゼ フリーェン
マァィネ リ-デル
    (ルは巻く)

ドゥル ch(ヒ)ディ ナハッツ デール
(ドゥル ヒは柔らかにハッは息をしっかり)

ィンデン シュテーレン ハィンヘル ニーデル
(シではなくシュ)   (ルは少し巻く)

リープヘン コォムツゥ  ミール
     (3連符)

フリュゥ-ステルント シュランーケ
(3拍子の中で語る、はみださない)

ヴィップェル ラォーシェン
(ヴィは上唇に下の歯をすり合わせ)

ィィンデス モーンデス リchト
(ィィは装飾音、chは息)

ィィンデス モーンデス リchト

デス フェア-レィーターズ   ? ??
ファィント リch? ラォーシェン

フゥルch-テ ホォゥルデ ニchト
           (chは息)
フゥルch-テ? ホォゥルデ ニchト


もちろん子音はすべて発音する。ゴ
ツゴツした歌い方にならない方法は
まだ見つからない。


とりあえず子音はしっかり、母音は
柔らかく歌ってみよう。


力まかせ、勢い任せはいけないのは
わかる。カンツオーネ風もダメ。
朗々と歌うとも違うような気がする。
でもドイツ歌曲だからね。ボリューム
感は必要だ。


歌詞の再見直しから考え直そうと思う。

そういうことで意訳です。

[→]ひそやかに 訴えかける
私の歌声は
夜の闇を抜けて君のもとに
届くだろう。

この静かな森の中に
さあおいで。
月の光の中で
木々の細い梢がざわめいている

告げ口のすきなおしゃべりが
聞き耳を立てているのだ。
恋人よ心配しないで[→]


おおロマンチックな歌詞だね。カンツオ
ーネに負けないくらい。
でもカンツオーネとは少し違うようだ。
歌い方も、優しく語りかけるように歌わ
なければならないだろうか。


ドイツ著名テノール歌手ペーター・シュラ
イヤーの動画を歌い方の参考にしてみ
た。さすが子音はしっかり歌っている。


顔も含めて迫力がありすぎて怖い(笑)
カンツオーネのあっけらかんさとは違う。
男だからこれでいいのかもしれないけ
れどね。朗々としているが滑らかだ。
迷ってしまうね。






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ソロレッスン「成果と課題」① [音楽]

erez.jpg
「I'te vurria baza」の舞台、美しいナポリの夜景



こんにちは。


3月25日は月一回のソロレッスン日だった。
20日が歌う会、22日、23日、25日と
合唱練習が続き、大変ハードな日程だった
ので声が出るか心配だった。


ただ最近は発声練習の成果かいくら歌っ
ても滅多に喉を傷めることがない。枯れな
いのだ。


でも今回は特別で、前日は12曲を6時間
も練習した。男性陣が少ないので、かなり
声を出さないと負けてしまう。


声を温存するなんて配慮はしていられな
い。だって歌は、ピアノやピアニシモだけで
はないんだからね。フォルテシモになれば
嫌でも声は出さなければならない。


ソロレッスンの練習に出る時点で喉は疲
れていた。声枯れも少しだがあったと思う。
ただ、時間が15時と遅いので喉を休める
ことができた。


だからといって中止するほどひどくはなか
ったのだが。友人から聞いたが花粉症でレ
ッスンを休んだそうな。


そういえば先生から花粉症は大丈夫かと
聞かれた。私は以前から大丈夫。加えてべ
別の症状で抗アレルギー剤を飲んでいるの
で大丈夫なのかもしれない。
花粉症は歌手の大敵、無視できないね。


さてカンツオーネ、何度歌ってもピンとこな
い。イタリア的イタリア語?が歌えない。巻
き舌も下手だ。嫌な予感がする。


まあ、セレナーデの方は2度移調したから
不安はない。ドイツ語はイタリア語ほど癖
癖がないので問題はない。


自信のない曲は、先生の前では必ず馬脚
を表わす。かといって、自主練習では評価
してくれる人はいない。


間違った練習をして時間をドブにすてている
ことが多いのだ。
だから先生は、習い始めは自宅での練習を
推奨しない。間違えて覚えられると修正が
大変なのだ。


さて先生の前に立つと必ず体調を聴かれ
る。これは当たり前だよね。
そのときは、正直に話す。取り繕ったりして
も声に出てしまう。
発声の前のおしゃべりタイムは貴重な時間
だ。


以前は緊張してそんな気持ちにならなかっ
たが4年目だから遠慮は無用だ。
発声の悩みを相談して今後の指針にしたい
しね。


発声指導は先生によって違うことも多い。
同じことをを違う表現でという側面もあるけ
れども必ずしもそうではないと思う。違う理
論があっても不思議ではない。まあ真逆で
は困ってしまうが。


発声生理学という分野がある。声楽と医療が
タックを組んだものだが、今注目を浴びてい
るという。
クラシックの音楽理論も生理学的に合理的
に統一されているのだろのだろうか。


それと音大では生理学的理論を教えている
だろうか。もう一つの合唱団の声楽の先生
の言葉からはそこら辺が今一つ明確ではな
いと思うのだが。歌うだけに特化するのでは
将来教える立場になったら困るだろうね。


だからといって音大をでて歌い手になり、
声楽を教えている先生を否定するつもりは
毛頭ない。


先生の教えを右から左に伝えて、それは
違うと否定された経験がある。
でも声楽の先生によって教え方は違うわけ
で、それを違うといわれても戸惑った。


だからこれから書くことも私の場合という
ことに限定しているのでご承知おきくださ
い。


とにかく私の欠点は、口のあけかたが狭く
舌根が盛り上がりやすいので口内が狭くな
ってしまう。、共鳴腔としての機能が大幅に
低下している。
だから、遠くに届ける声がだせないのだ。


もっと声を出せ、出せるのにもったいない
といわれる。
実際口が空いた状態ではテノールの音域も
だせるのだ。ただ安定しないだけ。


声質は高音部の響きからハイバリンといわ
れている。今年からはその点を考慮して選
曲をした。
しかしカンツオーネだけはテノールの楽譜
だ。最高音がFだから大丈夫と判断した。
まあ、移調したセレナーデもFだから問題
はない。


最近気になるのは、中音域で声が裏返るこ
とだ。それも舌の動きがコントロールできて
いないからだという。


どのようにコントロールすればいいのか、
それはいつも舌の動きを意識の中にいれて
合唱でもソロでも、歌を歌うときは舌の動
きをイメージして歌うように言われている。


下あごの使い方などなど、相談しながら
進める。でも改善が上手くできないまま
早くも2,3年たってしまった。


理論はどれも正しいところがあると思う、
私としてはどれが正しいどれが誤っている
などと批評する立場にない。正式な声楽の
教育を受けていないからだ。


だから、一人の先生についたら信じてついて
ゆくのみだ。
声はこの2,3年でかなり上達したと思う。
それが声楽にあまり表われずカラオケに表は
われているのだから笑ってしまう。


実際にカラオケは普通に歌っても95点以上
はでるからね。前は80点台がせいぜいだっ
たのに。


カラオケの採点基準は音程だといわれてい
る。その点は声楽と共通だ。違いはマイクの
ある無し。マイクがあると引いて歌うように
なる、マイクなしの声楽は悪影響があるのも
確かだ。
ステージで歌うには適さないのだ。当然対策
はあるがこの話は置いておこう。


さて、いつものごとく発声練習からはじめる。
・母音唱。特にイー母音に注意。
・スタッカート練習。
・それから、50メーター先100メーター
先をイメージして歌う練習。etc・・・


先生は舌の動きと開口の状態を目の前でピ
アノを弾きながら注視している。開口が狭い
、声が裏返るとやり直し。
口内が狭いと遠くに届ける声はでない。


今年はこれが課題だね。
合唱練習にも取り入れているが、ソロは
先生と1:1だから密度が濃い。
だって、1:1では逃げようがないものね。


歌唱練習は2曲選んだ。
8月のサマー・コンサートに歌う曲だ。

★カンツオーネ 「I’ te vurria vasa」
(あなたに口づけを)
★ドイツ歌曲「シューベルトのセレナーデ」


カンツオーネは音取りと歌詞読みの段階を未
だウロウロしている段階。8分の6拍子は苦手
意識が先に立つ。


それでも先生からはようやくリズムがとれるよ
なったねという評価をもらった。うれしい限り
だ。滅多にほめなてくれないから。
目の前がパーっと明るくなった気持ちかな。



今日はその言葉だけでなにもいらない。実は
イタリア語が不安なので歌詞カードも用意
していったのだが・・・


歌詞も歌えるようになっている。
歌詞カードNG今は、楽譜に専念するように
といわれる。


ただ、音無しのリズム読みでは曲の題名すら、
イタリア語のイントネーションにならないのだ
から困ったものだ。


セレナーデのほうは、発音の細部の修正と、
リズムの細部の修正があったのみ。
暗譜を口にしたら、今は必要ないそれは直
前でよいという。まあもう暗譜でも大丈夫だ
けれどね。
ドイツ語の歌詞読みは一応卒業したと思う。


ただしセレナーデ、流れるような歌い方が
できない。
ゴツゴツ・ブチブチと酷評されてしまった。
そいうときは容赦がない先生なのだ。
そのとうりだと思う。思うのだができない
ジレンマ。


ドイツ人の男性歌手は歌い方も結構無骨だ。
参考にしようとバリトンの名手、フィッシャー・
ディカウのバリトンでの歌唱をさがしたが見
つからない。
この曲、テノール用なのだね。


女性歌手は華やかに流れるように歌う。ナナ
・ムスクーリなどの歌は心に響く。女性歌手を
参考にした方が良いかもしれない。


次は流れるように歌えるようにして見せると
いう意欲が湧いてきた。
今回は大筋では順調だったが、カンツオーネ
はまだまだという状態だったと思う。


8月のコンサートまでは間があるが、レッス
ンは4、5、6,7月の4回のみ。
実のある練習をしたいものだ。
今回はいつもとちがい、敗北感はなくこれか
らの希望が見えたレッスンだった。


あ!しまった!先生宅の近くの公園のさくらが
八部咲きなのに撮影し忘れた。来月のレッス
ンは4月22日、もうさくらは散ってしまってい
る。ほんとに桜の時期ははかなく短い。撮影
の時期を失したのが残念。!


代わりに家の近くの大岡川のさくらがこれ。
横浜1位、全国7位であるそうな。
まだ満開ではない。少し遅いかな。

1さくら.jpg



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ソロレッスン、奮戦の記 [音楽]

erez.jpg


こんにちは。


先週26日は年明けて2度目のレッスンだった。
まず発声練習から。
毎回同じところで指摘がある。本当に進歩
がない。


X声の裏返り(低い音域でもある)
△舌の位置(かなり改善)
X舌根の盛り上がり(???)
X高音になるとでてくる「おちぉぼくち」
(女の子でないのに・・・泣)
▲スタッカートで高音が引っ張れない。
(腹筋の問題だが)


それぞれ明快に指導してくれるが直せな
い自分に腹が立つ。
高音がGで止まったままなのもそこに理由
があるのかもしれない。


要は口の中が狭いということだ。最近は口
の中を広く取れないなら、口を開けること
で補えばいいという指導に変わってきてい
る。
さらに口の開け方も問題だが声を飲み込
むクセを直さなければならない。


自分はお腹から息が背中を通り、頭の空
洞まで息をお腹で押し上げるイメージで
歌っている。


ただそのままでは、息は頭で止まってし
まい前に出ないといわれる。そのうえ引
いてしまうクセ。さらにまずい。
飲み込まずに前に出してやることが必
要だ。


あ、まてよカラオケの影響が
あるな〈笑)


カラオケはマイクがあるから実際引いて
歌っているものね。
カラオケもやめられないし、切り替えて歌
う意識が必要だ。


会話している時は誰しも口回りの筋肉は
緩んでいるが、いざ歌うときに力がはい
り硬直してしまう。


舌も同じ。歌う時に力みがでてしまう。意
識すればするほど深みにはまる。
おちょぼ口は最悪だ。それでよく高音出
せるねといわれる。


それって皮肉ですか先生(笑)


口があかない病気の人もいるらしいが、
普通に「あ」の形をとり「パカ」っと開けて
見る。ちゃんと開くではないか。
ちゃんと開ければもっと音域が上がるの
だが。


悩ましいね、
まあ、鏡を見ながら開口の訓練をし直す
しかない。なぜそうなってしまったか自覚
がないのが始末に負えないところだが。


現実に指摘を受けて発声すると、明らか
に音色が変わり高音部の音域が安定し、
もっと上の音域まで手が届く。早く治した
い、切実だ。


とまあ最後のほうは悩みというより愚痴。
どうかか聞き逃してください。


練習曲は2曲。
カンツオーネ「あなたに口づけを」
ドイツリート「シューベルトのセレナーデ」


ただし今回はカンツオーネを重点に指導
を受けた。いままでは音取り、歌詞読み
の段階だった。
歌詞を入れて歌うのは今回はじめてだ。


いきなり冒頭からNG。イタリア語のアクセ
ントになっていない!!
かなり練習してきたつもりだが抜かった。
歌詞読みのし直しをする。


イタリア語の歌曲は4曲目。ただ原語は今
回が2曲目。アクセントをつけるといかにも
イタリア歌曲らしく聞こえるということ。
ということは、私の歌はそれらしくも聞こえ
ないというわけだ。


ユーチューブを参考にして練習をしている
話になり、先生から聴くならは日本人でなく
イタリア人が歌っているものがいいよといわ
れる。ネイテイブな歌を聴けというわけだ。


この曲日本人がたくさん歌っているがやは
りイタリア人歌手が歌うイタリア語と比較す
ると違和感がある。


だからといって、自分がイタリア人歌手と同
じように歌えるわけではないが、少しでも近
づけるというもの。


帰宅してイタリア人歌手の歌を選んでみた。
歌手はフランコ・コレッリ。
イタリアの名テノール歌手。1973年来日。
超イケメン、
さすが顔はマネできそうもない(笑)






カンツオーネに時間がかかり。シューベルト
のセレナーデは通すだけ。
こちらは本番を経験しているので堂々と歌え
る。


でも、でもやはり指導が!!
随所にでてくるmichの語尾が聞こえないと。
先生との距離2メートル、それでダメなら当
然客席には届かない。
意識して歌えば聞こえる、意識しているつも
が抜けていると思う。要は不注意。


stehn、シュテーエンと歌ったつ
もり。だがシテーエンに聞こえる


どうも、sti,st,sie,st,silなどSを頭とする言葉
がいい加減に聞こえる。それだけドイツ語は
繊細に歌わなければならない。


でもこの曲はもうほとんど暗譜で歌えそうだ。
そうすれば今のミスは歌う中で修正できる。
やはり課題はカンツオーネだね。


今月も仕上がり途上、いやカンツオーネはこ
れからだ。レッスンは後5回、暗譜で歌えるよ
う努力したい。



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8月、ソロ・コンサートに向けて [音楽]

245px-Franz_Schubert_by_Wilhelm_August_Rieder_1875.jpg


こんにちは。



7,8月のソロコンサートの練習が本格化し
ている。
今年は、カンツオーネ「あなたに口づけを」
とシューベルトのセレナーデを歌うので、そ
れに全力を傾けているのだが、まだ道半ば。


セレナーデは移調して練習中だ。でも何とな
物足りない。みな原曲の伴奏曲しがない。
歌曲つきが1曲あるのみ。あとは全部テノー
るだ。
まあ練習は原調の伴奏でやればいいわけだ
が。


先生の評はまだまだ。曲が繋がっていないと。
滑らかさが足りないそうだ。
考えてしまう。
ドイツ語は子音語尾をはっきりと残す。t、ch、
r、z。


ナナの演奏動画を載せました。ギリシャ出身
の歌姫です。語尾に注目してほしい。しっか
り発声しています。


聞えないと指摘される。でも意識しすぎるとア
クセントをつけてしまう。無声音だからそれは
だめ。
英語みたいに語尾をぼかすとアウト。


愛の歌なのに堂々と歌いたがる自分がいる。
男の歌なのに、男が歌うとプロでも面白味が
ない感じもある。
いい歌い方ないのかなと模索している。
リトンのディスカウを探したが見当たらな
い。この歌はテノールの歌なのかな。


この歌女性が歌うと本当に素晴らしいのだ
が、シューベルトの意図から外れるような気も
するし。
まあ、本番までの課題だね。



今の私にはバリトンの響きが圧倒的に足りな
い。オペラ・アリアなど歌う資格はない段階だと
思う。


フィガロの結婚、セビリアの理髪師、闘牛士の
歌、もう飛ぶまいぞこの蝶々・・・
などなどバリトンの名曲には手も足も出ない。


さて今年は歌詞読みも音取りも順調ではある。
これから半年で仕上げてゆく段階だ。
レッスンは月1回、あと6回だから、自主練習
がポイントになる。やはり練習が足りないと暗
譜ができない。セレナーデはいい線いっている
がまだまだ。


できれば今から来年の曲を選んでおきたい。
少しでも練習を並行していきたいのだ。
候補を挙げてみた。

★イタリア歌曲、アリア

わが胸を
O del mio dolce ardor(再度挑戦)
たとえつれなくても
優雅な月よ
愛の喜び
etc...

★カンツオーネ
アモール・マイ・ラヴ
この胸のときめきを
アルディラ(再度)

★ドイツリート
アンデイムジーク(再度)
菩提樹
歌の翼に

★日本歌曲
落葉松、
秋の女よ(再度)
しぐれに寄する抒情
瞳(小林秀雄)
霧と話した
宵待ち草
荒城の月
etc


イタリア語の早口言葉になれるまで。そし
て響きをだすことができるまで。イタリア
歌曲は厳しいかな。
ただしイタリア語の勉強もあるからカンツ
ォーネは歌う。


今の時点ではドイツリートのほうが歌いや
すいかもしれない。
バリトンの名歌手フィッシャー・ディスカウに
憧れる。
響きは華やかだし巻き舌も上品だし。イタリ
ア人のバリトンと違う良さがあると思う。


もちろんイタリア人のバリトンも素晴らしいと
思うのだが、
イタリヤ語の早口言葉には参る。私にとって
問題は滑舌だろうと思っている。コンサート
までには決めておきたい。


ディスカウの「歌の翼に」です。

 






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新年ソロレッスン、自主練習 [音楽]

白鳥.jpg

シーユーベルト「白鳥の歌」中声版楽譜



こんにちは。



ひさしぶりに、8月のコンサートに歌うソロ
曲を自宅練習した。
12月28日のレッスンから、約半月ぶり。
今月のレッスンは23日だから、3日後に
迫っている。時間のたつのは早いものだ。



シューベルトの「セレナーデ」とカンツオー
ネの「あなたに口づけを」を練習した。
シューベルトは今回から2度下げて歌う。



ヤマハ横浜店で購入した楽譜は全音の
SHUBERT 
SWHWANENGESANG
(白鳥の歌)。



MEZZO-SPORRAN 
DDER BARITON
とある。メゾ・ソプラノとバリトン用というこ
とだが。中声用でもある。



セレナーデの原調はD moll だが、Cmoll
に移調した楽譜だ。
原調の歌い始めはラ、移調後はソから。
わずか1音というなかれ、この違いが歌っ
たときの響き、美しさに影響するのだ。



セレナーデの原調の最高音はソ、1番の
終わりの小節、2番の終わりの小節、最
後の数小節の前の小節に出てくる。
都合三回歌うことになる。ラから高音ミに
跳躍してさらに高音ソはかなり厳しい。



3回が3回とも楽々と歌わなくてはね。一
回でも苦し気な表情はご法度。聞いてい
る人はどう思うかな。全然楽しくはないね。



無理に高音をだすとふり絞る声になる。明
らかにのどに負担がかっている。いくら喉
声をださないように意識していてもだ。



セレナーデは高音が続くところは少ないの
で声はでるのだが、いわゆる汚い声にな
ってしまうのだ。



そこだけ苦しい声になっては、それまでの
雰囲気が壊れてしまう。自分の歌唱の録
音を聴いていてつくづくそう思う。



私の声質を判断して貰うと。ハイバリトンだ
そうだ。ハイバリトンは低音部の音域がでる
ので声域は広くなる。ただしテノールとは明
らかに声質が異なる。



いままで、高音を目指して努力してきたが、
無駄ではないまでも、この先テノールは望
めないとしたら追い求めてもしょうがない。



ただ、もちろんバリトンでも高音がだせない
ことはない。ハイCまではだせるはず。
ただ綺麗な声が出せないと思う。響きが違
ってくるのだ。無理をして高音を出そうとい
うのは労が多いだけだ。



この先高音を求める努力を止めるつもりは
ない。ただ、バリトンとしての声質を活用し
て、やはり響きのある歌を歌いたいと思う。
その意味で選曲には気を遣ってゆきたい。



さて、もう一曲はカンツオーネ。この曲はイ
タリア歌曲の明るさ、美しさを、お客さんに
楽しんで貰いたいという気持ちで選んだ。



カンツオーネは別にオ・ソレ・ミオのように
高らかに歌うものだけではない。宗教的な
抒情詩からポピューラー、シャンソンまで
範囲は広く、クラシックみたいに体系だって
いないのだ。それだけに選曲と楽譜データ
の収集が難しいのだが。



カンツオーネはメロデイが明るく美しく歌い
やすいというが、ナポリターナといわれる
分野は、方言も多く簡単に歌えるもので
はない。



今回は、その中のナポリターナと呼ばれ
る「あなたに口づけを」を歌う。(別名バラ
のくちづけを)
オ・ソレ・ミオとかマリア・マリの作曲者の
ディ・カプアの名曲だ。



もう3回目のレッスン。未だ歌詞は歌わ
セてもらえない。音取りのみ。恋の歌で
もあるが、単純だが美しい曲だと思う。
ただ真夏なのに暑苦しい歌だからね(笑)



へ短調、途中からニ短調に途中転調する。
最高音がファだからね、多分大丈夫だ。
ただやはりイタリアの歌手に比べたら・・・
明るさが圧倒的に足りない。これからいか
に近ずけてゆくか課題と思う。



曲の意味を調べてみよう。


「マルヴァ・ローザの香りのも
とで眠っている恋人。眺めて
いるとあなたに口づけしたくな
る。何を夢見ているのだろう?
まさか他の男を夢に見ている
のではないだろうな!!」


アレレ、最後でこけちゃった。なんと嫉妬深
いこと。さすがイタリア人。



ちなみにマルバァ・ローザとはタチアオイの
のこと。別名ツユアオイ(梅雨葵)、梅雨明
けに咲く花だ。



タチアオイの花。

タチアオイ.JPG


可憐な花ですね。カプアはタチアオイに思い
入れがあるのかな。
マリア・マリにも出てくるのだ。マリア・マリは
さらに有名なカンツオーネ。
来年歌おうと思っている歌でもある。



好きなカンツオーネの一つだ、滑舌が大変
だから今年は敬遠したのだが。
その一節から・・・



「この小さな庭の中ではタチアオイの花
が笑っている」
Mmiez'a stu ciardeniello,
cer ride'a malvarosa


(タチアオイの花言葉)

大望・野心・豊かな実り・熱烈
な恋・高貴・威厳・単純な愛



さてさてこの歌は熱烈な恋か
な、それとも見守り愛かな





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戸塚童謡の会新年例会(25絃筝と三味線+唄の競演) [音楽]

絃筝25.jpg

25絃筝の偉容。



こんにちは。


「新年の初歌い」は合唱ではなく歌う会だった。
戸塚童謡の会の1月例会が1月8日、戸塚公
会堂で開催された。


例によって、本日も500人もの来場があり遅
く来たら,席がないと慌てるくらい。
今回の特別ゲストは、25絃筝の中井智也氏
と山本ゆきの氏。


お二人は、童謡の会には何回も出演してい
る。お正月には欠かせない存在だ。
ただ、2018年はスエーデンとの外交樹立
150周年オープニングコンサートに出演の
ため欠席したが。
今年2年ぶりの出演ということで、大勢詰め
かけたのかもね。


Maru-Yaというグループを結成し活躍してい
る。その実績を末尾に記載してあります。
花柳界の希望の星でもあるよね。


コラボの結成は1昨年、この戸塚童謡の会
での共演がきっかけだったとか。
結成に童謡の会が一役かったと思うとうれし
い気持ちだ。


今年で3年目,今年はますます飛躍すると期
待する。日本の大衆古典文化が見直される
きっかけけになることを望みたい。


実際、TV出演はもちろん、国際的にも活躍
の場を拡げている。
とても素晴らしいことだと思う。


25絃筝はハープと琴が合体したような感じ、
そして三味線の独特の音声と艶っぽい小
唄・端歌とのコラボレーション。クラックと違
う世界が広がる。
弾き語りが良くマッチングしている。


西欧音楽ともはたまた日本の琴、三味線
文化とも違う感覚。
どんな楽曲の世界ができるだろうか。これ
からが楽しみだ。


さて、戸塚童謡の会に戻るとしよう。第1部
たっぷり1時間楽しんだあと、いつもの歌う
会は第2部から始まった。


全15曲、長谷川先生のリードと竹川先生の
ピアノ伴奏で50分、全15曲たっぷり歌って
お開き。新春早々の声だしで気分よく歌っ
た。


今日は本当にコスパの高い会だったと思う。
だって、1000円でプロの演奏が1時間きけ
るのだから。これ、本当にお得です。


それも、1月だけではない。他の月でもプロ
の演奏が楽しめる例会がある。
ただ歌うだけの会なら、周辺にも多々あるが、
さすが戸塚童謡の会のようなわけにはいか
ない。


新年のお年玉プレゼントは紅白の饅頭!!
12月はクリスマスプレゼントがあるし、心遣
いが細やかなんです。


14時01分、時間どうり散会。みなさん満足
顔で戸塚の街へと散っていった。


★Maru-Ya演奏動画。端歌「梅は咲いたか」



「MARU-YA」のプロフィール


2017年1月に結成された。山本ゆきの(三味
線、と唄)と中井智也(25絃筝)のお座敷唄
エンタテイメント・ユニット。
従来の音楽にない、楽曲の世界を作る出す
ことを目標としている。


★2017年8月、アルバム
「OZASHIKIuta~4Seasons~」発売。

★2018年元旦、NHK Eテレ
「すごいぞにっぽん古典最新形」に出演

★2018年1月、日本・スウェーデン外交関係
樹立150周年オープニングコンサート出演。

★NHK BS「新日本のうた~高山市」に出演。




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お正月は日本古来の音楽文化を楽しもう。 [音楽]

夜明け.jpg


こんにちは。


皆さん今年は良いお所月を過ごされました
か。3ケ日は穏やかな天気が続きましたね。


さてお正月の歌としては滝廉太郎の「お正月
」が有名で、良く歌われる。
この曲は1901年に「幼稚園唱歌」として
発表された。


幼稚園唱歌?聞き慣れない名前だが。そこで
調べてみると。
1887年12月文部省が総力を挙げた「幼
稚園唱歌集」が発表された。
当然だが、原曲はみな、フランス、ドイツな
どの外国曲である。


「蝶々」、「霞か雲か」は今でも歌い継がれ
る。ただ難しい文語体で殆どが大人が歌う曲
といって良い。内容も幼児には難しいし。だ
から普及しなかった。


1901年に話し言葉(口語)の唱歌集が発
表される。
その中に「お正月」がある。簡単な伴奏つき
だった。


作曲は当時東京音楽学校の滝廉太郎。
滝はこの曲集を仕上げて、ドイツに留学す
る。22歳のときだった。
そのあとはご存知のとうり病を得て、帰国し
すぐ亡くなってしまう。


曲集は全20曲そのうち大半を滝が作曲して
いる。「雪やこんこん」「鳩ぽっぽ」「桃太
郎」は今も歌い継がれている。


日本固有の歌集ができた。日
本の歌曲が独り立ちした瞬間
である。


作詞の大部分は東京音楽学校の先輩の東
クメ。滝の作詞・作曲も4曲ある。もとも
との発案は東京女子高等師範学校の東基吉
だという。


依頼されたのは鈴木毅一と滝廉太郎。東夫人
のクメが滝廉太郎に協力し曲集が作られ
たのである。
そのとき東クメは東教音楽学校で滝はその
2年後輩だったという。


滝は16歳で東京音楽学校学校に入学、総
代で卒業。研究科に進学、2年生でピアノ
授業嘱託に任命された。それほどピアノに
長じ、ただひとり曲をつけられた天才だっ
た。


滝は東京音楽学校が編纂した中学唱歌にも
応募し当選している。
箱根八里, 豊太閤、荒城の月である。その
一週間後ドイツ留学へと旅立つのであるが
・・・


音大時代のエピソードがある。
東京音楽学校の教授、鳥居忱が自作の詞を
見せ曲をつける者はいないか聞いた。
ただ独り手を挙げたのが滝であった。その
曲の出来栄えにに鳥居は感嘆するばかりだ
ったという。


これをみると、当時の音楽界で自前の作曲
ができる滝はいかに貴重な存在であったか
がわかる。
滝廉太郎は日本歌曲普及に随分と貢献して
いるのだ。もしもはないが、滝がもう少し長
生きしてたらなあと考えてしまうのだ。


さてお正月に演奏される曲を集めてみた。

★お正月(滝廉太郎曲)
★一月一日(文部省唱歌)
★春の海(筝と尺八の二重奏)
失明の作曲家「宮城道雄」の名曲。
★六段の調べ(箏曲)
★千鳥の曲(琴と胡弓)
★越天楽(雅楽)
★さくら変奏曲(宮城道雄曲)、
「さくらさくら」(幕末の日本古謡)を
編曲したもの。

★初春(端歌)
★梅は咲いたか(江戸端歌)

現在に作詞作曲された歌は除きます。


残念だがだんだん失われていっている残
存文化。せめてお正月だけでも風習を残
したいものである。


ここにある端歌(はしうた)は、見慣れ
ない。
江戸時代に発達した歌曲、いわゆる当時の
流行歌のこと。
三味線の伴奏で演奏された。


長唄、小唄、かっぽれ、奴さん、木遣りく
ずし、さのさ、などなど。
都々逸も三味線の伴奏で歌われる。俗謡だ
から同じ流れかな。


私の若い時代には聴くことができたが、さ
すが最近ではあまり聴かなくなった。
お正月には、日本の伝統的音楽文化がいき
ているのだ。


年配の人なら誰でも親しんだ曲。筝とか雅
楽、最近はお正月の風物詩だが、本来は当
り前に演奏されていたもの。


もはや一握りの人しか歌えない残存文化の
数々。
歌は時代とともにあるもの、仕方がないけ
れど、どこかに残しておきたいと感じるの
です。


端歌「梅は咲いたか」の演奏動画です。



しっとりとした曲調。
お正月には似合うよね。
ひと昔前までには小唄も良く歌われていた。
「市丸」はその代表格でとても人気があっ
た。歌い方は優しくとても華があった。


でも今は、カラオケに席券されてしまった。
もはや味も素っ気もないボーカロイドの世
界でもある。もはや時代は変わってしまっ
た。とても複雑な思いである。




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