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ソロレッスン「成果と課題」① [音楽]

erez.jpg
「I'te vurria baza」の舞台、美しいナポリの夜景



こんにちは。


3月25日は月一回のソロレッスン日だった。
20日が歌う会、22日、23日、25日と
合唱練習が続き、大変ハードな日程だった
ので声が出るか心配だった。


ただ最近は発声練習の成果かいくら歌っ
ても滅多に喉を傷めることがない。枯れな
いのだ。


でも今回は特別で、前日は12曲を6時間
も練習した。男性陣が少ないので、かなり
声を出さないと負けてしまう。


声を温存するなんて配慮はしていられな
い。だって歌は、ピアノやピアニシモだけで
はないんだからね。フォルテシモになれば
嫌でも声は出さなければならない。


ソロレッスンの練習に出る時点で喉は疲
れていた。声枯れも少しだがあったと思う。
ただ、時間が15時と遅いので喉を休める
ことができた。


だからといって中止するほどひどくはなか
ったのだが。友人から聞いたが花粉症でレ
ッスンを休んだそうな。


そういえば先生から花粉症は大丈夫かと
聞かれた。私は以前から大丈夫。加えてべ
別の症状で抗アレルギー剤を飲んでいるの
で大丈夫なのかもしれない。
花粉症は歌手の大敵、無視できないね。


さてカンツオーネ、何度歌ってもピンとこな
い。イタリア的イタリア語?が歌えない。巻
き舌も下手だ。嫌な予感がする。


まあ、セレナーデの方は2度移調したから
不安はない。ドイツ語はイタリア語ほど癖
癖がないので問題はない。


自信のない曲は、先生の前では必ず馬脚
を表わす。かといって、自主練習では評価
してくれる人はいない。


間違った練習をして時間をドブにすてている
ことが多いのだ。
だから先生は、習い始めは自宅での練習を
推奨しない。間違えて覚えられると修正が
大変なのだ。


さて先生の前に立つと必ず体調を聴かれ
る。これは当たり前だよね。
そのときは、正直に話す。取り繕ったりして
も声に出てしまう。
発声の前のおしゃべりタイムは貴重な時間
だ。


以前は緊張してそんな気持ちにならなかっ
たが4年目だから遠慮は無用だ。
発声の悩みを相談して今後の指針にしたい
しね。


発声指導は先生によって違うことも多い。
同じことをを違う表現でという側面もあるけ
れども必ずしもそうではないと思う。違う理
論があっても不思議ではない。まあ真逆で
は困ってしまうが。


発声生理学という分野がある。声楽と医療が
タックを組んだものだが、今注目を浴びてい
るという。
クラシックの音楽理論も生理学的に合理的
に統一されているのだろのだろうか。


それと音大では生理学的理論を教えている
だろうか。もう一つの合唱団の声楽の先生
の言葉からはそこら辺が今一つ明確ではな
いと思うのだが。歌うだけに特化するのでは
将来教える立場になったら困るだろうね。


だからといって音大をでて歌い手になり、
声楽を教えている先生を否定するつもりは
毛頭ない。


先生の教えを右から左に伝えて、それは
違うと否定された経験がある。
でも声楽の先生によって教え方は違うわけ
で、それを違うといわれても戸惑った。


だからこれから書くことも私の場合という
ことに限定しているのでご承知おきくださ
い。


とにかく私の欠点は、口のあけかたが狭く
舌根が盛り上がりやすいので口内が狭くな
ってしまう。、共鳴腔としての機能が大幅に
低下している。
だから、遠くに届ける声がだせないのだ。


もっと声を出せ、出せるのにもったいない
といわれる。
実際口が空いた状態ではテノールの音域も
だせるのだ。ただ安定しないだけ。


声質は高音部の響きからハイバリンといわ
れている。今年からはその点を考慮して選
曲をした。
しかしカンツオーネだけはテノールの楽譜
だ。最高音がFだから大丈夫と判断した。
まあ、移調したセレナーデもFだから問題
はない。


最近気になるのは、中音域で声が裏返るこ
とだ。それも舌の動きがコントロールできて
いないからだという。


どのようにコントロールすればいいのか、
それはいつも舌の動きを意識の中にいれて
合唱でもソロでも、歌を歌うときは舌の動
きをイメージして歌うように言われている。


下あごの使い方などなど、相談しながら
進める。でも改善が上手くできないまま
早くも2,3年たってしまった。


理論はどれも正しいところがあると思う、
私としてはどれが正しいどれが誤っている
などと批評する立場にない。正式な声楽の
教育を受けていないからだ。


だから、一人の先生についたら信じてついて
ゆくのみだ。
声はこの2,3年でかなり上達したと思う。
それが声楽にあまり表われずカラオケに表は
われているのだから笑ってしまう。


実際にカラオケは普通に歌っても95点以上
はでるからね。前は80点台がせいぜいだっ
たのに。


カラオケの採点基準は音程だといわれてい
る。その点は声楽と共通だ。違いはマイクの
ある無し。マイクがあると引いて歌うように
なる、マイクなしの声楽は悪影響があるのも
確かだ。
ステージで歌うには適さないのだ。当然対策
はあるがこの話は置いておこう。


さて、いつものごとく発声練習からはじめる。
・母音唱。特にイー母音に注意。
・スタッカート練習。
・それから、50メーター先100メーター
先をイメージして歌う練習。etc・・・


先生は舌の動きと開口の状態を目の前でピ
アノを弾きながら注視している。開口が狭い
、声が裏返るとやり直し。
口内が狭いと遠くに届ける声はでない。


今年はこれが課題だね。
合唱練習にも取り入れているが、ソロは
先生と1:1だから密度が濃い。
だって、1:1では逃げようがないものね。


歌唱練習は2曲選んだ。
8月のサマー・コンサートに歌う曲だ。

★カンツオーネ 「I’ te vurria vasa」
(あなたに口づけを)
★ドイツ歌曲「シューベルトのセレナーデ」


カンツオーネは音取りと歌詞読みの段階を未
だウロウロしている段階。8分の6拍子は苦手
意識が先に立つ。


それでも先生からはようやくリズムがとれるよ
なったねという評価をもらった。うれしい限り
だ。滅多にほめなてくれないから。
目の前がパーっと明るくなった気持ちかな。



今日はその言葉だけでなにもいらない。実は
イタリア語が不安なので歌詞カードも用意
していったのだが・・・


歌詞も歌えるようになっている。
歌詞カードNG今は、楽譜に専念するように
といわれる。


ただ、音無しのリズム読みでは曲の題名すら、
イタリア語のイントネーションにならないのだ
から困ったものだ。


セレナーデのほうは、発音の細部の修正と、
リズムの細部の修正があったのみ。
暗譜を口にしたら、今は必要ないそれは直
前でよいという。まあもう暗譜でも大丈夫だ
けれどね。
ドイツ語の歌詞読みは一応卒業したと思う。


ただしセレナーデ、流れるような歌い方が
できない。
ゴツゴツ・ブチブチと酷評されてしまった。
そいうときは容赦がない先生なのだ。
そのとうりだと思う。思うのだができない
ジレンマ。


ドイツ人の男性歌手は歌い方も結構無骨だ。
参考にしようとバリトンの名手、フィッシャー・
ディカウのバリトンでの歌唱をさがしたが見
つからない。
この曲、テノール用なのだね。


女性歌手は華やかに流れるように歌う。ナナ
・ムスクーリなどの歌は心に響く。女性歌手を
参考にした方が良いかもしれない。


次は流れるように歌えるようにして見せると
いう意欲が湧いてきた。
今回は大筋では順調だったが、カンツオーネ
はまだまだという状態だったと思う。


8月のコンサートまでは間があるが、レッス
ンは4、5、6,7月の4回のみ。
実のある練習をしたいものだ。
今回はいつもとちがい、敗北感はなくこれか
らの希望が見えたレッスンだった。


あ!しまった!先生宅の近くの公園のさくらが
八部咲きなのに撮影し忘れた。来月のレッス
ンは4月22日、もうさくらは散ってしまってい
る。ほんとに桜の時期ははかなく短い。撮影
の時期を失したのが残念。!


代わりに家の近くの大岡川のさくらがこれ。
横浜1位、全国7位であるそうな。
まだ満開ではない。少し遅いかな。

1さくら.jpg



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アンデイ・ムジークコンサート、強化練習の記(2日目) [合唱]

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「ワクワク」楽譜


こんにちは。


強化練習二日目です。前日の疲れが取
れないうちに、5時半に起床した。眠くてな
かなか起きられなかった。



出発は8時半だが、やはり出発前は落ち着
かない貧乏性。もうなおらないね。
時間に追われながら、支度をするのが嫌な
だけだけれど。



今さらどうにもならないが、楽譜に目を通す。
今日の練習は


ポップス5曲
組曲「ワクワク」6曲
団歌「出会いの歌」



ワクワクはじめ今日の練習曲は暗譜で歌
う。今の時期結構きつい。
とくにポップスは暗譜が常識だろうから。



京急で能見台に向かう。会場は能見台ケ
アプラザである。
ギリギリが厭なので、どうしても早めににで
てしまう習性が厭だが変えられない。
着いたら先行部隊が会場準備を終えてい
た。ありがとうございます。



9時40分練習開始。体操、発声練習の後、
ポップス曲から始める。

★どんなときも(槙原敬之)
★糸(中島みゆき)
★ひこうき雲(荒井由実)
★TRAIN TRAIN (THE BLUE HEARTS)
★瑠璃色の地球(松田聖子)


ポップスではもう殿堂入りの名曲ばかり。
混声3部で、男声は1パートだから気が楽
だ。



午前中はそれほど疲れなかったのだが・・・
問題は午後の4時間だった。昼食休憩の
後、12時40分から開始した。



「合唱のための6つのソング」
”ワクワク”
(信長高富曲、谷川俊太郎詞)

〈序)ワクワク
1、詩
2、ほほえみ
3、ひとりぼっち(男声合唱)
4、歩くだけ(女声合唱)
5、風のマーチ
6、ワクワク(ロングバージョン)

この組曲は全7曲混声4部である。ただ、
男声、女声合唱があるので歌うのは6曲。
震災の年に作曲された。合唱では多くの
合唱団が手掛けている人気曲だ。


指導は土居先生。熱い指導をされる先生
だ。波乱の予感が・・・傘寿目前の私には
厳しい時間だった。



第(序)のワクワクはテノールが高らかに
歌いあげ、それに全パートが追いかける
形。7曲目のワクワクはそれのロングバ
ージョンである。



テノールの人数は5人だからこれがなか
なか揃わないで目立ってしまう。テノール
が上手く歌えなければ価値は半減する。



歌っているときに自分の声しか聴かない
のも問題だ。少人数だと意外に一つの響
きにするのが難しい。



あとで録音聞いてすぐ理解した。やはりバ
ラバラ先生はさぞイライラしたことだろう。
それでも指導者は我慢強いもの、何度も
やり直し。



でもこれはどうしたらいいのだろう。これか
ら短い時間で、みなの声を聴きながら声を
揃える工夫をするしかないのだが。
誰かソロをやればいいのだという意見が
ある。そうすると合唱の存在意義が失われ
てしまう気がする。



曲はすべてが個性的。曲によりガラリと雰
囲気を変えて歌わなければならない。すべ
て独立した歌と考えて歌うべきだ。



1番の「詩」は男声のユニゾンで始まる。い
わゆるパートソロ。これがとても繊細な歌詞
でがなかなか揃わない。先生がついに強行
手段をとられた。全員ソリスト。他人頼りの人
はアウト。もはや罰ゲームだね。
一人ずった、参ったな!



ソロで慣れているから一人で歌う分にはな
んでもないはずがとんでもない。
慌て症の私はあえなく轟沈。



緊張しまくり、蚊の鳴くような声、全くのリズ
ム音痴が露呈、情けない。
見事に指摘されてしまった。



本当にヘタレだ、集中心に欠
けるとこうなる見本みたいなもの。



それでも、問題になる歌、重要視する歌が
はっきりした。
今後の練習に活かしたいと思う。



最後は、団歌「出会いの歌」を練習して、
2日続きの強化練習は終わった。
団歌といっても、2年に一度しか歌わない。
とてもロマンチックできれいな曲だが難し
い。



新しい人は初めて歌う人も多い。しかも
しかも暗譜は必至だし新曲が演奏会直前
に一つ増えたと思うべきだろうね。



これからの課題は、団歌を含めた12曲の
完全暗譜。それぞれ違う曲想の表現と、お
互いを聴き合う気持ちで歌うことなど。



アンサンブル練習で覚えてしまわなければ
ならないが、あと4回しか練習はない。いよ
いよ迫ってきた。



今回の強化練習がどれだけ歌唱力向上に
なったかわからない。でもみなの気持ちが
演奏会に向かって一つになったとは言える。



自分の問題もわかったと思う。
これからは個々の団員の気持ち次第、どれ
だけ努力するかにかかってくるのだから。



といっても私はもう高齢者。さすがに疲れ
たなぁ~!!
足元をふらつかせながら帰りついた感じ。



さあ、25日はソロレッスンだ、
頑張るぞ!!



◎アンデイムジーク・コンサートのご案内

当日のチラシです。

An die Musik.jpg


横浜にお住まいの方、近郊の方、お気軽
においでくださいませ。
JR関内駅から5分、アクセスも最高です。
私のブログのメッセージにご連絡いただけ
れば手配いたします。
チケット代金は全席自由で1500円です。




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アンデイ・ムジークコンサート、強化練習の記(1日目) [合唱]

ダウンロード (3).jpg


こんにちは。



アンデイムジーク・コンサートまであと1か
月半。
先ごろ強化合宿ならぬ、強化練習を2日に分け
て行われた。
場所はJR新杉田駅の近く杉田劇場の練
習室を借りて行われた。



時間は9時45分から16時45分まで。途
中一時間の昼食休憩をはさみ実働6時間
の長丁場だ。



1日目は、モーツアルトの宗教的作品を練
習した。

ミサ・ブレヴィス全曲
タントウム・エルゴ
アヴェ・ヴェルム・コルプス

それと
アンデイムジーク(シューベルト)



その前に1時間半ほどかけて、いつになく
念入りに発声指導が行われた。ピアノの
前に全員集合して・・・

・声帯生理学?
・発声理論
・息だけで声帯を鳴らす発声から始まり
・呼吸を使って50メートル先に音を飛ば
す発声
・響きを出す発声法
・胸声発声の仕方 などなど・・・



喉を使う声が混じると厳しい声が飛ぶ。
たしかに響きでわかるよね。
喉を使った発声はNGということは分っ
ているが、油断すると喉声になりやす
いものだ。歌い始め、強く歌うときなど。



だだし、決して隣を意識して競争しよう
としないことと、念押しが。
自分なりの声の響きを鍛えてゆくの
だ。



いつもの練習ではできないことをたっぷ
りと念入りに行った。
発声法についてはまだまだ知りたいこと
がある。ここではまだまだ教わる立場だ
ら。


問題はそれを具体的に実行に移せない
でいるのが現状だ。
学んだ内容は改善できてから、記事にし
ようと思う。



ただ個人の自習では難しいことでもあ
る。先生について数年声楽を学んでいる
が、まだまだ入り口をうろついている。
自分の問題点はわかっていてもである。
さんざん指摘されているからね。それでも
諦めないで頑張ろうと思う。



年齢の大台はすぐそばで焦りもあるが青
年の気持ちで追求して行きたいものだ。
行けるところまで・・・



11時一休みしてミサ曲の練習から。6曲
全曲を歌った。
私の問題点はラテン語が早いテンポにな
ると、ついてゆけなくなること。
グローリアは鼻からアレグロ、、クレドのバ
リトンソロ以降のアレグロ部分。ほんの数
小節だが速い!!暗譜が早急の課題だ。



ミサ曲の構成

キリエ
グローリア
クレド
サンクトウス
ベネディクトウス
アニュスデイ



クレドとグローリアが長いがあとは短い。
全曲で20分くらいか。
小ミサと呼ばれる。
モーツアルト12歳の時の作品だという。
驚きだ。正真正銘の天才と思う。


ミサ曲のあとはアヴェ・ヴェルム・コルプス。
アヴェ・ヴェルム・コルプスの作曲は
1791年、35歳の時だという。
モーツアルトは同年35歳で亡くなって
いる。死の予感があっただろうか繊細
で魂の洗われるような旋律はとてもお
気に入りだ。


モーツアルトの最後はタントム・エルゴ。
タントムエルゴは偽作という話もあるが、
この曲の価値は損なわれないと思う。
軽快なテンポで神を礼賛するモテット。



続く1800年代、シューベルト、ショパ
ン、メンデルスゾーン、シューマン、ビ
ゼーなど多くの作曲家が30歳代で早
逝している。



人生の短い間に後世に名曲を残した。
心から尊敬したい。
凄いとしか言いようがない。



16時45分。、ソロの練習のあと終了。
帰りは雨天だった。
寒暖の差が激しい、不安定な天候が続
く、体に気を付けよう。



本当はミサ曲全曲暗譜したいところだ
が、外国語だし自信がない。問題箇所
を重点的に覚えることにする。



演奏会場は大ホールだ。30名あまりの
少人数での演奏だから。声を前に飛ば
すには楽譜に貼りついていたらダメだか
ら。



歌については新しいことはなにもない。
今まで学習したことをしっかりと身に着
けることだ。



でも、さすがに6時間は大変だった。
とにかく疲れた~。
座っていての練習が多かったが、下半
身が硬直してしまった。



この記事を書いているのが25日深夜、
結論からいうと、24日の強化練習も無
事終わり、本日のソロレッスンも実り多
い時間だった。関連記事はまた別の
日に。



22から4日間歌づけ。火曜から木曜ま
でしばしの休息となる。



アンデイムジーク・コンサートのチラシ
です。お近くの方ぜひお運びください。
5月から新元号。身が引き締まります。



An die Musik.jpg




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