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記念演奏会、演奏映像(大地讃頌) [合唱]

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大地讃頌の歌詞、まさに大地への賛歌ですが・・・



こんにちは。



6月30日の坂本和彦・指揮者生活
40周年記念演奏会(主催:コール
メロディオンOBOG合唱団)には、
には、沢山のお客様にご来場いただ
きありがとうございました。



会場へのアクセス、月末という繁忙
期、など大変な時期なので心配して
いたが杞憂だった。
レクイエムだけという企画も心配だ
った。今回、レクイエムを愛してい
る方がいかに多いか痛感した。



演奏会最後の曲は大地讃頌だった。
この曲はオーケストラと合唱のため
に書かれたもの。



客席のお客さまもオンステージされ
一緒に歌っていただくというサプラ
イズに大変な盛り上がりで幕を閉じ
た。



大地讃頌は好きな曲の最上位にラン
クインされる人気曲。
子供から大人まで幅広く愛されて歌
われている。
アンコール曲としても定番曲であ
る。合唱を愛する人の愛唱歌といっ
ていい。



この曲には単に大地を称える歌とい
うイメージで歌われているのだろう
か。坂本先生はレクイエムでもある
と表現された。



キリスト教の人たちをのぞけば、
教会に集まって歌うということも
ない。
レクイエムは、日本ではあくまで宗
教曲としてステージで聴くことが、
普通だ。



土の歌は第7楽章に及ぶカンタータ
だ。やはりオーケストラを意図して
書かれた曲は壮大だと思う。




作詞、大木惇夫
作曲、佐藤 眞



大木先生は戦前活躍されたが、戦後
は戦中翼賛的な歌詞を作ったとし
て、歓迎されなかったと聞く。
始めはオーケストラと合唱のカンタ
ータとして1962年に発表された。
ピアノ伴奏の混声合唱番が1970
年発表。1971年に初演された。



第1楽章、第2楽章では種をまく農
夫の営みと大地の恵みが描かれる。
まさに平和な大地だ。



第3から第5楽章では一転して戦争
への怒り、原爆への怒りと風刺が描
かれる。
第3楽章、死の灰。
第4楽章、モグラもち
第5楽章、天地の怒り。



第6楽章、地上の祈り。大地への思
いと鎮魂の思いが歌われる。



最終曲、大地讃頌。
平和な大地への賛歌。土に帰った魂
を受け入れてくれる大地への感謝。
無念の思いで散った多くの魂の思い
が感じられるようだ。



ゆえに反戦歌とされ、卒業式などで
歌うべきでないという意見があった
と聞く。これがどうして教育に悪い
といえようか。心の狭い人たちだと
思う。



現に大木先生は広島で原爆を体験さ
れている。様々な思いがあったと思
う。この曲はその思いを体現したの
だろう。



もちろん歌は作曲者との共同作業
だ。佐藤先生の作曲は、詩の心を受
け継いで素晴らしい。
大地讃頌これからも愛唱歌として末
永く歌われてほしい。



ちなみにコールメロディオンの愛唱
歌でもある。
打ち上げ、飲み会の度に必ず愛唱歌
集が歌われる。その中の一つが大地
讃頌、OBOGにとっても懐かしい
曲。飲み会のフィナーレは歌、歌な
のです。



先日の記念演奏会の演奏映像を掲
載しました。
大地讃頌、やはりオーケストラがつ
いて大人数で歌うと迫力満点です
ね。







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