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永遠の別れ「石楠花」に込めた思い。 [音楽]

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日が昇る



こんにちは。



ブロ友さんのブログを読んでいたら、3年前
2015年の忘れがたい記憶が蘇ってきた。



私は、この年の初春に3歳下の弟を亡くし
た。ほんとの突然死だった。彼は私なんてよ
り、よほど元気に働いていた。前の日も元気
一杯だったのに。運命とは残酷なものだ。



地域の若手と町おこしについて活動している
最中だった。私にとっても年が近く良き相談
相手だった。未だに残念でならない。



さらにその年の6月身近で悲しい出来事が起
こった。
合唱団で3か月前までは元気に活動していた
仲間が亡くなったのだ。



ご遺族から異例のお願いがあった。故人の葬
儀で、歌でお見送りをして欲しい。さらに故
人の遺志で歌のご指名まであった。それが
「石楠花」だった。



この歌は、指導者の先生が作曲された歌。何
処にも発表されていないオリジナル曲。歌わ
れたのは団の演奏会だけ。故人も一緒に楽し
く合唱した歌だった。



我々は故人のご遺体の前で、石楠花を歌いお
見送りをした。この時ほど歌を難しいと感じ
たことはない。



もちろんこのようなケースは他にもあるかも
知れない。
でも、歌われるのは殆ど鎮魂歌だと思う。た
だ日本にはクラシックのレクイエムなどの本
格的な鎮魂歌はないという。



その時歌った「石楠花」も鎮魂歌ではない。
団の愛唱歌で故人が好きだった歌でしかな
い。でも故人の棺の前で歌っていて、心震え
る気持ちだったのを今でも思い出す



当時の記事を載せてみた。

https://gaku-nao.blog.so-net.ne.jp/2015-06-08
(ブログ名:歌でお見送り、惜別の「石楠花」)



幸いにして、その後の三年間、病気で離脱し
た仲間はいるが、永遠の別れはない。
自分を含めて、その日が来ることは避けられ
ないが、できれば、今の平穏が長く続くこと
を祈りたい。



6月30日にフォーレとモーツアルトのレク
イエムを歌った。特に、ラクリモサは歌って
いて涙が出そうだった。私はまだ鎮魂のでき
る位置にいる。
心にかみしめながら、レクイエムを歌った。



2年前ドイツレクイエム、昨年はシューベル
トミサ曲、今年はフォーレとモーツアルトレ
レクイエムを歌った。
10月にまたモツレク、来年はモーツァルト
のミサ曲を歌う。
立て続けのレクイエムとミサ曲、何か不思議
な縁を感じる。これからも、永遠の世界に旅
立った人達への思いを込めて歌いたい。


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猫の2重唱(ロッシーニ) [合唱]

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こんにちは。



猫好きの人に飛び切りの歌をプレゼント。
「猫の2重唱」
全編歌詞はmia-uだけ。混声、女声の重唱。
男声は?まあ、男声の2重唱はちょっとね。



この曲はロッシーニ作曲とされているが,偽
作という説もある。3大アヴェマリアの一つ
カッチーニのアヴェマリアみたいなものか
(カッチーニのアヴェマリアも作曲者は本人
ではない)



まあ、そんなことを言ったら、モーツアルト
レクイエムも弟子のデスマイヤーが完成させ
たのだからね。
まあ、ロッシーニが存命ならいざ知らず、今
では楽しめれば良いかなと思う。



この歌の面白さは、掛け合いの妙、そして後
半部はイタリオペラを思わせる速いリズム。
16分音符と24分音符の組み合わせは歌う
のに苦労する。



易しいとおもって、馬鹿にしたらまず歌えな
い。歌う会「世界の名曲を歌う会」の発声練
練習曲としたいのだが、今のところ歌いこな
せる人はいないので、課題となっている。



私も、後半は今のところお手上げです。滑舌
の良い練習台になるかな。腰を据えて、取り
組まなければ歌えない。



ユーチューブの動画を貼りました、難しいね。

https://youtu.be/nuzOI0pNSdE


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戸塚童謡の会(7月例会) [音楽]

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戸塚公会堂(戸塚センター)



こんにちは。



7月10日は戸塚童謡の会にでかけた。
猛暑と言ってよい暑い日差しのなか、続々詰
かける会員の人たち。
相といっていいほど変わらず、530人入る
会場の戸塚公会堂は満席状態。



ご案内役はバリトンの森口先生。ピアニスト
は櫻庭緑先生。
このお2人の軽快なやりとりで進行した。森
口先生はオペラ歌手として活躍されている。
だから。音響効果がいまいちの公会堂でも
響かせるのは簡単だった。
バリトンが良く響くとおもっていたが、そう
ではなく、森口先生のバリトンが凄いのだ。



相方は桜庭先生。演奏は当然として、いつも
素敵な衣装なのは今回も同じだが、毎回書く
と陳腐になるので・・・
先生はご自分で全部選んでいるそうだ、素晴
らしいセンスの持ち主だと思う。



今回のソロ演奏が素晴らしかったので先に書
こう。それは櫻庭先生のピアノソロ、カルメ
ンから始まった。
舞台のそでに隠れたと思ったらカルメンらし
い衣装を身にまとって、あれ花束をもってい
る?



森口先生がオペラそのもののカルメンの大サ
ービス。会場を歌いながら回る。これ簡単で
はないからね。
さてあの花束、どうしたかって?
森口先生が7月10日が誕生日の人と問いか
けたらただ一人。その方思わぬプレゼント。
幸運ですね。きっと良いことがあるだろう。



さて、第1部は海の日にちなんで、海がテー
マ。「われは海の子」が1番手、うみ、海、
カモメの水兵さん・・・



昔の歌ばかりでなく、演歌もあり、ポップス
もある。知らない歌があっても、誰かが知っ
ている、みんなが知らなくても進行役が歌っ
てくれる。そうして歌えてしまうものなの
だ。



22曲、トークをはさみながらの2時間のな
かに納める、これほんとに難しいと思う。
でも今回はどんぴしゃりだった。
森口先生のほっとした顔、やっぱり気になっ
ていたのだね。
森口先生はトークが得意だからね(笑)



森口先生は藤原歌劇団出身、最近藤原歌劇団
の皆さんと縁があるなぁ。
先日のコールメロィオンの「坂本和彦指揮者
生活40年」を記念した、フォーレとモーツ
アルトのレクイエムのソリストのうち3人が
藤原歌劇団だった。



そして、七夕の日に聞いた、オペラ「フィガ
ロの結婚」もソリストが9人の内6人が藤原
歌劇団。
最も、指揮は両方とも坂本先生だった。もと
もと、藤原歌劇団の指揮者でもあるからね。
当たり前かも知れない。



さて、第2部は手紙の日にちなんで、「手
紙」がテーマ。
憧れの「郵便」馬車、ヤギさんゆうびん、手
紙、水色の手紙、カナダからの手紙、などな
どなど・・・



そして、最後に童謡の会のテーマソング。
「春の夢」(戸塚の愛唱歌)
「ひとりの手」(本田路津子さんが歌った)



童謡の会は、皆勤も精勤もたくさんいる。と
てもファミリーな歌う会なのです。来年は
30周年を迎えるという。
ますますの発展があらんことを。




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オペラ「フィガロの結婚」を観劇した [音楽]

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こんにちは。



超多忙だった6月を切り抜けたので
今回は遠出して、オペラを観劇してきた。
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール。
会場は満席だった。



私の友人はオペラ歌手だ。学生時代の大学
合唱団の後輩だが、卒業してオペラの勉強
してオペラ歌手になったという努力の人。
尊敬している。
年1回の公演には欠かさずいっている。



でもさすがに埼玉は遠い、東京を通り越し
てゆくわけだからね。2時間がかり。
物好きだと呆れられている。それでも見る価
値はある。



とにかく、オペラは舞台仕掛けが豪華で出
演者も多く、高額の公演も多く手が出せない。
でもこのオペラはミニオペラ。財布に優し
い。だから市民に愛されているのだ。



さて前置きはこのくらいにして、今回の出
演者は藤原歌劇団の人が多かった。出演者
9人中6人も。
指揮は坂本和彦先生。オペラの指揮にかけ
ては定評がある。



さて、この曲、モーツアルト作曲の喜歌劇
だ。当然会場も笑いに包まれ、アトホームな
雰囲気だった。イタリア語は理解できなくて
も字幕があるからね。



筋はご存知の方が多いと思う。
機転のきく使用人フィガロとその許嫁スザ
ンナが主人公。スザンナに言い寄る主人の
女好きの伯爵、と伯爵夫人の駆け引きが見
もの。駆け引きがバレテ危機一髪になる。
ところが実はフィガロは捨て子で、その母
親はなんとフィガロに言い寄っていた女中
頭という、可笑しさ。



伯爵と夫人の仲は戻り、フィガロとスザン
ナも結婚する。フィガロの両親も、めでた
く復縁。最後はめでたしめでたしの大合唱
でフィナーレ。オペラの合唱って凄いね。
まあフォルテだしね(笑)



トスカみたいに殺人を犯す悲劇でも、蝶々
夫人のように男に捨てられてしまう悲劇で
もない。
明るい喜歌劇。楽しい時間だった。
オペラは歌だけでなく劇でもあるから感情
移入してしまう。



歌う人間にとって、オペラはハードルが高
い。せめてアリアと思っても一筋縄ではい
かない。あのイタリア語の早口言葉、滑舌
が悪いからなんてのんびりしている場合で
はない。
8月にも10月にも歌うのだ。時間との勝
負。何とかせねば。



しかも10月は一緒に歌うのは、スイスジ
ュネーブの合唱団、指揮者も同じ。
どうやってハーモニーを作って行ったらと
思う。
ま、考えてもしょうがない、自分は自分の
役割をなすだけだ。



また2時間かけて戻る。合唱練習2時間。
トホホ(泣)
先生に泣き言いえば好きでやってんでしょ
といわれるに決まっているから言わない(笑)



★恋とはどんなものかしら。





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としま区民合唱団・練習 [合唱]

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東京芸術劇場コンサートホール



こんにちは。


昨日5日は、雑司ヶ谷の東京音大の
練習室を借りて、としま区民合唱団
の練習があった。
上野の芸大は何回か言ったが、音大
は初めて。


鬼子母神社の裏手にある音大は少し
しわかりにくい。
千登勢交番のお巡りさんに聞いても
わかりにくかった。
かなり迷って、それでも時間少し前
に到着。音大は大学としてはずいぶ
んと質素に見えた。


地下鉄雑司ヶ谷と荒川線は並行して
走る。森にさえぎられて校舎が見え
なかったのだ。
東京に都電というのも、ほのぼのと
する。そのうち乗ってみたいものだ。


さて本日は坂本先生の指導で、モー
ツアルト・レクイエムのDomine  Je
su(主イエス・キリスト)の歌いこ
みと、オペラ「ナブッコの歌詞読
み」を練習した。


練習はあと七回、モツレクは1日
1,2曲がせいぜい。
私はオペラが心配で、本番までかな
りペースアップしなければならない。


オペラ曲は4曲、先生はまず歌詞読
みとリズムのみ(曲入れない)の練
習をするようにとの指示があった。
まさにいきなり歌おうにも、歌詞が
リズムとあわなければ歌えない。


今イタリア語のアリアを練習ている
が、いきなり歌って、大いに苦労し
した苦い経験がある。


モツレクは先日の演奏会で得た自信
は大きい。自主練習ができるので
リ・スタートだが不安はない。暗譜
にいそしむことにしよう。


本番は10月26日、はるか先と思っ
たらとんでもない、あと4か月弱ど
んどん迫って来る。
でも楽しみだ、国際交流ができるの
だから。


先生のユーモアあふれる指導で1時
間半はアッという間。
20時終わり。お腹がペコペコ。で
もでも周辺はすべて閉店、真っ暗。
店もない。全く愛想のないところだ。


東京メトロ副都心線と東横線は直通
運転、2時間弱で帰宅。
でもやはり2時間は遠いな。


★区民でつくる演奏会
「いっぽ・イッポ・み・
ら・い・へ14」公演

公演日  10月26日(金)
開 演    18時30分
開 場    17時30分
会 場    東京芸術劇場コンサートホ
ール

指揮  
坂本和彦
ロマン・マイヨール

合唱 
豊島区民合唱団
アンサンブル・ポストースクリトリ
ム。ジュニア・アーツ・アカデミー
他    

オーケストラ 
G・Dream21レデースオーケストラ

ソリスト  
S:砂田愛梨 A:鳥木弥生 
T:所谷直生 Br:泉良平

曲目   
モーツアルトレクイエム
オペラ合唱曲
 ・A Festa!.(ベッリーニ)
 ・ナブッコ(ヴェルデイ)
 ・カヴァレリア・ルスティカーナ
  より2曲(マスカーニ)
 ・デュット・フイナーレ(ヴェル
  デイ)

チケット発売日   
・8月5日(日)

料金    
・S・3500 
・A・3000
・B・2000

主催   
公益財団法人としま未來文化財団

      

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記念演奏会、演奏映像(大地讃頌) [合唱]

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大地讃頌の歌詞、まさに大地への賛歌ですが・・・



こんにちは。



6月30日の坂本和彦・指揮者生活
40周年記念演奏会(主催:コール
メロディオンOBOG合唱団)には、
には、沢山のお客様にご来場いただ
きありがとうございました。



会場へのアクセス、月末という繁忙
期、など大変な時期なので心配して
いたが杞憂だった。
レクイエムだけという企画も心配だ
った。今回、レクイエムを愛してい
る方がいかに多いか痛感した。



演奏会最後の曲は大地讃頌だった。
この曲はオーケストラと合唱のため
に書かれたもの。



客席のお客さまもオンステージされ
一緒に歌っていただくというサプラ
イズに大変な盛り上がりで幕を閉じ
た。



大地讃頌は好きな曲の最上位にラン
クインされる人気曲。
子供から大人まで幅広く愛されて歌
われている。
アンコール曲としても定番曲であ
る。合唱を愛する人の愛唱歌といっ
ていい。



この曲には単に大地を称える歌とい
うイメージで歌われているのだろう
か。坂本先生はレクイエムでもある
と表現された。



キリスト教の人たちをのぞけば、
教会に集まって歌うということも
ない。
レクイエムは、日本ではあくまで宗
教曲としてステージで聴くことが、
普通だ。



土の歌は第7楽章に及ぶカンタータ
だ。やはりオーケストラを意図して
書かれた曲は壮大だと思う。




作詞、大木惇夫
作曲、佐藤 眞



大木先生は戦前活躍されたが、戦後
は戦中翼賛的な歌詞を作ったとし
て、歓迎されなかったと聞く。
始めはオーケストラと合唱のカンタ
ータとして1962年に発表された。
ピアノ伴奏の混声合唱番が1970
年発表。1971年に初演された。



第1楽章、第2楽章では種をまく農
夫の営みと大地の恵みが描かれる。
まさに平和な大地だ。



第3から第5楽章では一転して戦争
への怒り、原爆への怒りと風刺が描
かれる。
第3楽章、死の灰。
第4楽章、モグラもち
第5楽章、天地の怒り。



第6楽章、地上の祈り。大地への思
いと鎮魂の思いが歌われる。



最終曲、大地讃頌。
平和な大地への賛歌。土に帰った魂
を受け入れてくれる大地への感謝。
無念の思いで散った多くの魂の思い
が感じられるようだ。



ゆえに反戦歌とされ、卒業式などで
歌うべきでないという意見があった
と聞く。これがどうして教育に悪い
といえようか。心の狭い人たちだと
思う。



現に大木先生は広島で原爆を体験さ
れている。様々な思いがあったと思
う。この曲はその思いを体現したの
だろう。



もちろん歌は作曲者との共同作業
だ。佐藤先生の作曲は、詩の心を受
け継いで素晴らしい。
大地讃頌これからも愛唱歌として末
永く歌われてほしい。



ちなみにコールメロディオンの愛唱
歌でもある。
打ち上げ、飲み会の度に必ず愛唱歌
集が歌われる。その中の一つが大地
讃頌、OBOGにとっても懐かしい
曲。飲み会のフィナーレは歌、歌な
のです。



先日の記念演奏会の演奏映像を掲
載しました。
大地讃頌、やはりオーケストラがつ
いて大人数で歌うと迫力満点です
ね。







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サマーコンサートはもうすぐ [合唱]

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クリストフィリバルト・グルック(1714-1787)



こんにちは。



レクイエムという大物が終わったが、ゆっく
りしている暇はない。
8月のサマーコンサート、10月のジョイン
トコンサート、11月の昼どき合唱団の演奏
会と本番が目白押し。
疲れるなど言う前に練習をしなければ間に
合わなくなる。


30曲以上を仕上げなくてはならない。そう
考えると大変なので、目先から順に仕上げて
ゆくことになる。


その中でも一番気になるのが、ソロ2曲。合
唱は仲間と助け合うことはできるが、ソロは
言葉どうり、一人孤独の極致。
まてよピアニストがいるではないか。


私は、それでも一人で歌ってしまう悪いクセ
があり、いつも指摘される。素直でないの
だ。



もう1か月少し、40日、すぐそこだ。でも
まだ不満。肝心のイタリア語が不安定だか
ら。
暗譜で堂々と歌いたいが、無理なら譜面持ち
持ちもいいといわれている。
持つと、譜面に吸いつけようと悪魔がささや
くのだ。



忙しい中、レッスンと自宅で毎日少しでも歌
っているが、自宅練習は悪い癖が付きやすい
のだな。特ににリズムと発音。



出もやらなきゃ覚えない詩し、悩むところ。
座して待つわけにはいかない、とにかく歌い
こむしかない。



その中の一曲、

O del mio dolce ardor
(ああ私の優しい熱情が)


グルックの古典アリアを歌います。
この曲、ピアノと歌が完全に独立しているの
でリズムに乗るのに苦労した。



実際レッスンでは全くあわず、先生も匙を投
げたと思う。



でも、ピアノ伴奏を見直してみたら、ヒント
があった、大ありだった。
それは各小節のピアノの1拍目と、歌の歌い
だしがほぼ一致している。



歌ったら見事に合う。心地よいぐらい。
改めて曲の良さがわかった。後はピアノのリ
ズムに乗れば良い。
自分でなんとかしようとすると上手くゆかな
い。



ただしソリストが自由に歌う箇所。
これはピアノが弾かないで待っていてくれ
る。責任重大だ。



それと音程、高い部分は高めに、特にGはし
っかりとのばすこと。キモだからね。
裏返りませんように、それだけが心配。



高音は口内を広く取ることに気をつける。口
は高音になっても絶対すぼめないこと。
時間は限られている、効率よく練習したい。



動画をお聴きください。
途中のリズムの変化にご注目。





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記念演奏会が終わった [合唱]

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当日のパンフレットです。


こんにちは。


私にとり、今年最大イベントの一つ、記念演
奏会が終わった。
今日7月1日、気の抜けたビールみたいにな
ってしまっている。
それもそのはず、演奏会、記念パーティー
2次会まで参加し、横浜の自宅帰着は午前
様。昨日はフル運転、自分でもやりすぎたと
思う。


6月30日、13時30分開演。
ステージに登壇する。大ホール1階は7,8
割方埋まっている。ブラボーだ。


坂本和彦 指揮者生活40周年記念演奏会

指 揮   坂本和彦

ソプラノ  安達さおり(藤原歌劇団)
アルト   古澤真紀子(藤原歌劇団)
テノール  岸野祐貴(東京芸術大学・オペラ科)
バス・バリトン 三浦克次(藤原歌劇団)

オーケストラ としまユングフェスタ・
        オーケストラ


坂本先生は日本オペラ振興会の指揮者。

としまユングフェスタオーケストラ指揮者。
ソリストは藤原歌劇団の皆さん。
そしてテノールは将来性無限の若手。
何とも興味深い組み合わせだと思う。



現実はゲネプロでかなり消耗し,不安のスタ
ート。演奏自体は目一杯頑張った。これほど
みんな頼もしかったことはない。
若い人が多いから集中すると凄い力になるの
だね。パワーを分けてもらった。これはまず
同年代からは貰えないもの。



フォーレはピアノ、ピアニシモ、ピアニシシ
モと変化するのが難しかった。
ピアニシシモの音を響かせるのは本当にパワ
ーがいる。でも私はあまり不得意ではない。
テノール長年やっていて、内声の歌い方が身
に沁みついているのかな。



音程を下げず、歌うには細心の注意とパワー
の維持が重要で、腰から背中を通り、頭まで
のラインを想定し息を押し上げる感じ。



だから、フォーレは歌いやすかった。若い人
は息のコントロールに苦労している感じが見
えた。



モツレクは音程の維持と音の変化をコントロ
ールするのにパワーがいる。私にはまだうま
く歌えない。
今年の10月16日にもう一度歌う。それま
でにものにしたい。団員のほとんどは活き活
きと歌っていた。



フォーレはソロは少ないが、モツレクは絶妙
なところでソロが歌われる。ホットする。
ソリストは本当に凄い。大ホールでマイク無
の歌唱だからね。オケのピアニシモも素晴
らしい。余裕がない癖にそれでも感じるとこ
ろは感じているのだ。



最後のアンコールはサプライズ。客席の現役
OBOGそしてお客さん、歌いたい人集合。
坂本先生の呼びかけに大勢の人が応えてくれ
ました。ステージは満席状態。フォーレは7
曲、モツレクは12曲、アンコールとの拍手
は3回きりのチャンスしかない。
だからか、終了時の拍手が凄かった。



大地讃頌は堂々とした曲。
それに答えて合唱団+客席応援団の歌唱が大
爆発。先生最後を目いっぱい引っ張る。本当
に楽しい大フィナーレでした。



ステージの壮観です(bunさん何処かな)

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さて当日行われた記念パーティーの後の2次
会でのパート別の坂本先生の講評。
(私の感想も入っています)



テノールは本質的に目立ちたがり屋(笑)だか
ら要領が良い。目立てるパートソロにくると
元気になる。先生にそれを指摘されてずっこ
けた、うふふ(笑).参加20名。
私はテノールで歌っているけれどハイバリト
ンだからね(逃げるな!



やはり宗教曲はソプラノ命、ほかのパートは
自分の特性でそれに協力する姿勢が必要。だ
から、今回もソプラノが功労者。もっとも人
数も38名、数の力は強いものね。



アルトは20人と少数でもよく頑張った。オ
ーケストラに対抗して、自分を表現するには
本当に難しいのです。
モツレクのフーガは素晴らしくて誇れるよ。



バスは19名。時々オケのベースの助けを借
りていたとか、先生の耳は鋭い。
(これを人は釣られたという、笑)
でも支えを忠実に再現していたと思う。



合唱はそれぞれパートが独立して上手く歌え
てもダメで、ハーモニーが生まれなければな
らない。
いつも1緒の合唱団は簡単にできても、今回
のような寄せ集め合唱団は本当は難しいの
だ。



みんなで1つの音を作ることを、これからも
目指したい。
合唱の良さをしみじみ感じた1日だった。



やはりレクイエムは小人数では表現が難しい
パワーが不足するとも感じる。
特にモツレクのフーガ、今回はアルトが鮮や
かだった。腹筋の使い方がグッド!
私のこれからの課題でもある。



合唱団の絆の強さは、学生合唱団が一番だと
思う。4年という期間限定だが絆は強い。同
期の連携は折り紙付き。集まれば1次回も2
次回も歌、歌。
コルメロの絆の強さは学生合唱団での3大不
思議とか。



2次会では、次から次へと学指揮リードで歌
う。ついには私まで指揮をさせられた、もっ
ともこの合唱団の創成期の学指揮だから逃げ
られない。



56年ぶり、汗をかいた。簡単な3拍子が振
れない。みんな優しいね、しっかりと合わせ
てくれる。最も指揮を見なくても歌えるから
ね。



坂本先生が目前50センチで見つめているこ
れ最大のプレッシャー。
でも、過去の学指揮たちは堂々と振る。本当
に羨ましい。これからは絶対指揮も練習して
おくぞ!



今回のコンサートに、ブログ友達のbunさん
が駆けつけてくださいました。
ありがとうございました。大変な励みになり
ました。お会いできなかったのが残念ですが
次の機会に取っときます。



それと素敵なブログ記事にある、声を上に上
げる(響かせる)ということは大変重要なことだ
と思うのです。上に上げれば、跳躍しても、同じ
音程でのロングトーンも下がらないからね。歌
う時はいつも意識して歌っている。



合唱団て人間関係が難しいのが難点だが、こ
んな合唱形態もあるのだ。
ただ同じ合唱団に所属しただけ、歌ったこと
もない顔も知らない同士の緩い関係。
ただ、今回のように出演者の大半が指揮者と
繋がっていることが条件かな。



今回の練習は譜読みもなくいきなり歌唱から
始まった。私は大変だったがみな慣れたも
の。発声練習も団員同士。ボイトレはつかな
かった。専門家は指揮とピアニストのみ。



40年だから、40人の3割が参加するとし
て10数人の指揮者がいるということ。彼ら
は、私なんかよりはるかに上を行っている。
それも、先生が来られないときは、学指揮経
験者が振った。
そういう意味では、もうセミプロ級かな。自
前でなんでも出来てしまう。



さて、今年も後半に突入しました。前半程忙
しくは無いが
8月にソロコンサート
10月にジュネーブ合唱団とのジョイント
11月は昼どきの定期演奏会
と本番が連続し、息が継げない。練習が必ず
付くものだから忙しい。



しっかりと準備してゆきたい。




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