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カンツォーネ「彼女に告げてよ」、移調を決断 [音楽]

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こんにちは。



いよいよ梅雨シーズンに入った。
でも昔ほど季節を意識することはないと感じ
る。雨が降り続けばうっとうしいのは変わり
はないが。



8月のサマーコンサートが近づいてきた。
8月11日、横浜美術「レクチャーホール」
開催に決まった。その名のとうり多目的、
音楽専用ホールではない。ソロを歌うには
工夫がいる。



テノール失格というわけではないが、響きを
見てみたくて、1曲目のカンツォーネ「彼女
に告げてよ」をイ短調に移調して歌うことに
した。従来のハ短調からはかなり下がる。



移調することで、障害があるとしたら移調譜
の入手であるが、シニア用が発売されイ短調
の市販譜があるので大丈夫。



スタート音はA(ラ)、最高音はE、前はGだ
から、音域的には楽だ。これでバリトンとし
ての響きがでればこのステージには最適。
テノールで苦しくだすよりよほど声量がで
る。



原調?は、後半4小節がドミソファと始ま
り、ド以上の高音を維持、それが2回続く。
後半部を日本語とイタリア語で歌うため都合
4回あるということ。いわゆる、息も継がせ
ず高音が続くということ。



そしてフィニッシュはドミソと上がり、ソ音
を伸ばす、最大の聞かせ所だ。
このソ音のフェルマータが声が疲れて裏返る
か金切り声になってしまう。



声帯を引っ張る力が不十分、高声になると口
内が狭くなる欠点があるらしいのだが。今か
ら修正するには時間がない、急きょの変更に
なった。



声の調子が良ければ、いい声ではないが出
る。でも、本番では発声練習も十分にできな
いはず。でる保証がない。ましてやいい声な
ど。本番は80%と見立てなければ。



ただし、もう1曲のグルックのアリア
「O del mio dolce ardor」
は従来どうり調は変えずにヘ短調で歌う。G
は跳躍で出てくるだけなので、苦しくなく出
せるからだ。



やはり曲の選曲は重要。自分に合う音域を無
視してただ歌いたいだけの選曲ではダメだ
ね。聴くお客さんの気持ちを忘れていた。苦
しそうに歌われてもね。心地よく聴きたいも
のね。



私の場合はソプラノの高音のアリアと違い、
聴き手を癒す声でありたいなと思う。
だから、テノールで歌いあげるのもいいが
バリトンも好きだ。



もちろん女声のアリアの高声に癒される人も
大勢いる。男声のバスの重い響きも素晴らし
いものだし。バリトンの響きのある軽やかな
声も人気が高い。この会場はバリトンには
最適と思う。



それに比べると、テノールは少し違う。男声
の高音の喚声点は、EからAといわれる。
女声は自然に裏声にと移っていくが、男声は
裏声の使い方は難しい。



高音は訓練ででるというが、喚声点を超えた
声に響きを加えるのは大層難しい。音程はで
ても聴きやすい声となるだろうか。この会場
では意外に響かないと思う。



日本ではベルカント唱法が人気がある。体力
のあるドイツ人のドイツ唱法にくらべ小さい
体のイタリア人だから編み出された唱法。日
本人はイタリア人よりさらに小さいからベル
カントとなる。



でもイタリア人のテノール歌手の高音部の
艶、響き、やはり敵わないなと感じる。日本
人の高音はかなり無理してると感じるのは私
だけだろうか。高音で響きのある声が出せる
かな。聴いていてキンキンする歌い方は好き
ではない。テノールで綺麗に歌えれば最高だ
が私には叶わぬ夢かもしれない。



しっかりと声楽を学んだプロにくらべるとア
マはどうしても力技になってしまうから。高
い音域で綺麗、クリアーな声を出すのは難し
い。まさかミックスボイスで歌うわけにいか
ないし。



テノールであまり成果が期待できないと感じ
るこの頃、良いといわれる中音域を活かす方
策を探ってみようと思う。すなわちバリトン
へのチャレンジということ。
もちろんテノールも諦めない。音域の広い歌
手を目指そうとも思う。



8月のコンサートで歌えば、もう翌年の課題
曲を決めなければならない。
次回から、先生に選んでもらうおうかな。



のんびりは今日まで。明日からはハードな
六月、体調面の不安があるが、何とか無事に
乗り切りたいものだ。



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