讃美歌「アメージング・グレイス」(素晴らしき神の恵み)を歌う [合唱]
こんにちは。
歌のつばさのnaoka19です。
12月14日の「みなとみらい昼どき合唱団」の定期演奏会は
盛りだくさんの企画があるが、
宗教曲のステージもある。
歌う曲は
・Amazing Grace(作詞;ジョン・ニュートン、作曲者;不詳)
・ラシーヌ賛歌(作曲者;ガブリエル・フォーレ)
・ハレルヤコーラス(ハイドン)で最高潮となる。
それぞれ、個性的で美しい曲、
すべて原語で歌うので大いに期待していただきたいと思う。
今日はアメージング・グレイスが作られたいきさつについて
興味を持ったので書いて見た。
アメージング・グレイスは、米国ではとても愛唱されていて、
讃美歌ではあるが、準国歌級だ。日本の第九みたいなものかも。
大編成のオケ、大合唱団、それにパグパイプが加わり、教会音楽の
荘厳さと違い、にぎやかに、楽しく歌われる。
曲は英国の牧師ジョン・ニュートン (1725 – 1807)作詞の賛美歌である。
"グレイス"とは「神の恵み」「恩寵」の意味でそうだ。
(作曲者は不詳)
ジョン・ニュートンは1725年イギリス生まれ。
母は敬虔なクリスチャンで、ニュートンが7歳の時に亡くなった。
ニュートンは、商船の指揮官の父について船乗りとなり、
黒人奴隷を輸送する「貿易」に携わるようになる。
当時黒人奴隷は家畜以下で、船内の環境は劣悪だった。
多くの奴隷が輸送先に到着する前に、病気や栄養失調など
で命を落としたといわれる。
1748年、彼が22歳の時イングランドへ航海中に、
嵐に遭い遭難しかける。
彼は必死に神に祈った。
敬虔なクリスチャンの母を持ちながら、
心の底から神に祈ったのはこの時が初めてだったという。
すると流出する貨物が船倉の穴を塞いで浸水が弱まり、
船は運よく難を逃れる。彼は神の奇跡と思ったに違いない。
彼はそれからは、酒や賭け事などを控え、
聖書や宗教に関連する本を読むようになる。
奴隷に対しても扱いを改め、数年間は奴隷貿易を続けた。
「真の改悛はさらに多くの時間と出来事が必要」だった
と後に書いている。
1755年、彼は船を降り牧師となった。
そして1772年「アメイジング・グレイス」を作詞する。
★英語の歌詞(1番のみ)
Amazing grace!(how sweet the sound)
That saved a wretch like me!
I once was lost but now I am found
Was blind, but now I see.
'Twas grace that taught my heart to fear.
And grace my fears relieved;
How precious did that grace appear,
The hour I first believed.
☆(日本語訳)
驚くべき恵み(なんと甘美な響きよ)
私のように悲惨な者を救って下さった。
かつては迷ったが、今は見つけられ、
かつては盲目であったが、今は見える。
神の恵みが私の心に恐れることを教えた。
そしてこれらの恵みが恐れから開放した
どれほどすばらしい恵みが現れただろうか、
私が最初に信じた時に。
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奴隷貿易の深い悔悛と神への感謝の気持ちが伝わってくる。
独特な3連符音程の移行、美しい旋律だ。
作曲者がわからないのが残念だ。
(by ウィキペディア)
本番は「ミニオ-ケストラ」付きの合唱です、
楽しんでくださいね。
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アメリカではかなり大がかりで歌うようです。
(日本の”第九”並みですね)
動画を貼りましたので、お楽しみください。
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